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異世界ヤドカリ物語  作者: 村吏
21/161

2-12

閲覧、ブックマーク感謝です。

話数もたまってきたのでゴールデンウィークでまとめて書き直しが

発生するかもしれません。

出来ればそれまでに感想や改善点を頂けると大変助かります。

「カニたろー。」



部屋を調べていると声がする。



「ん?呼ばれてる?」



ふと意識が刈り取られ、気がつくと

私は宿殻から顔を出していた。



「いた!カニ太郎いた!」



おぉ、どうしたちびっ子たち。


ってか増えてないか?



「みんなカニ太郎に切ってもらいたいって!」



何でも遊び仲間たちも髪型に興味が出たらしい。


んー私はかまわないんだが、

親御さんたちに断りを入れないとまずいのでは?



「「カニ太郎おねがーい。」」



っふっふ、甘え上手達め。


何かあったら馬鹿なヤドカリを演じよう、

それで押し通す。


ということでガラの悪い子供たちが増えました。


んーねずみ算式に増えていないだろうか?


いや、これは増えた場合商売になるかもしれない。


そんなことを考えているとヨナス君を見つける。


ヨナス君!戦士君見つけたぞ!


今シスターに預けているからね!


うまく表現できないのでひとまずシスターの

所に連れて行くことにする。


しかし誰が物置小屋の中にしまったのだろうか?


もしやあの彫刻のせいで大きくなってしまった?


あ!シスター、ヨナス君いたよ。



「あらあら、ごめんなさいね。カニ太郎さん。」



ん?



「ここに置いておいたはずなのだけれども。」



え?また行方不明なの?


何なんだあの戦士君は。


独りでに歩き回ってでもいるのか?


・・・。


嫌な予感がする。


宿殻の物置小屋の扉にはさみを当ててそっと開く。





ありました。


戦士君人形。


あれ?これ呪われてるの?


戦士君人形をつかみシスターに渡す。


シスターなんか聖なる力的な物で除霊的なことって

出来ますか?



「???」



シスターはどうやらこちらの意思を汲み取れて

いないご様子。


んー、邪悪な物ではないというのか?


それともこの世界では彫刻とは動く物なのか?


ひとまず実験をしてみようか。


戦士君を地面に置き人払いを行う。


まだ戦士君はそこにある。


続けて戦士君を見ながらゆっくり遠ざかる。


・・・。


ふむ、変化はないようだ。


よし!カニ太郎ダッシュ!!!


風になれカニ太郎!何よりも早くぅー!




ふぅ。だいぶ離れた。



(かたかたかた)



っは!何か気配を感じる。


後ろのいえの角から存在感を感じる。


何か・・・いる!


振り返るとそこには戦士君が見切れている。


うそん。


この状況戦士君のトラウマ回



『奇跡の食材怪人を追え』



にそっくりだ。



「今日の献立は貴様の天ぷらだ!」



その決め台詞とともにに怪人を三枚におろす戦士君。


そして私はしばらく天ぷらが食べれなかった。


まぁ、そんなことはどうでもいい。


今は私が天ぷらにされる可能性について考えよう。


あの彫刻・・・、

私が丹誠込めて作ったせいで戦士君の魂が

乗り移ってしまったのか?


ひとまず動いていることは確かだ。


敵意は・・・、今のところ感じない。


もしあったら寝ている間にやられていただろう。


ならばここはひとまずコミュニケーション。


ワタシカニタロウアナタダレ。


・・・なぜ私は片言なのだろう?


そして戦士君をつつく。


・・・。


反応はない。いやあっても困るか?


スラ子先生!スラ子先生どう思いますか!?


スラ子は宿殻の中から飛び出ると戦士君を飲み込む。


なんだろうテイスティング?


スラ子の体内で戦士君がまわされている。


しばらくすると体から取り出し私の

宿殻に戦士君を固定した。


こ、これはどういうことなんですか?


スラ子先生!


接着固定を終えたスラ子は私の腕をポンポンと

たたくと宿殻の中に入っていってしまった。


え?どういうことなの!?


大丈夫ということなのかな?


んー釈然としない。


・・・まぁいいか何かあったらそのときだ。


日も暮れ始めてきたし、

ひとまず教会に戻ろう。


あと3〜5話ぐらいで町編が終了します。

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