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異世界ヤドカリ物語  作者: 村吏
13/161

2-4

スラ子と仕事を探しながら町を観光する。


しかしこの町は邪教でも流行ってるのかな?


出店で逆さ吊りにされた人形を良く見かける。


アモちゃん、ルシちゃん、マモちゃん

と三種類いるらしく魔除け効果があるらしい。


しかも凝っているものも多く、

引っ張るとうめくモノや目が光るもの

5秒後に爆発するものなどバリエーションぱない。


この凝り具合はスラ子も大変お気に召したらしく。


張り合ってうめき声?を出したり発光している。


何だろう?スライムってこんなのだっけ?




ちなみに仕事探しも忘れない。


掲げた求職看板を道行く人に見せていく。


識字率も悪くなく、

また返事もちゃんとしてくれるが。



「おめぇに出来るくらいの仕事で

金貨5枚ももらえるなら自分でやるさ。」



正論過ぎる。まさしくその通りである。


ヤドカリの労働力などたかが知れている。


どうしよう?


おとなしくアルバイトで小銭を稼ぐか・・・。


そうこう思案していると

昨日とは別の町の入り口についてしまった。


付近では防衛用の壁を作っている。


ちょっと聞いてみるか。


現場に指示を出している一番偉そうな

おやっさんに看板を見せる。



「ん?なんだ?てめぇ仕事さがしてんのか!?」



せやで。



「金貨っておめぇ、仕事はそんなあめぇ

もんじゃねぞ?」



せやな。



「あそこの一山を全部壁にして一枚ってもんだ。」



割とがっつりした未加工の大きな石材がある。

これ全部加工して壁にしたら

確かにそれぐらいのお値段しそうである。


でもやる。今までの仕事で一番目標金額に

近いお仕事である。



おやっさん!



いっちょ私に任せてもらえないだろうか?


そんなジェスチャーをとる。



見詰め合うおやっさんと私。



「っへ!いい目をしてやがる!!!

いいぜ!使ってやるよ!」



いい目?一瞬鮮度的なものが過ぎった。


いや!そんなことはどうでもいい!


ありがとう!おやっさんありがとう!


カ二太郎がんばります!




こうしてまずは石を運ぶところから始まった。


この体、思ってたよりは力が出るらしく、問題なく

石を載せた板をズリズリと引きながら運ぶ。


どうだ?スラ子、汗?カニ汁?をたらしながら


働くカ二太郎は。かっこいいだろ!?


やっぱり情操教育上的に働く私の姿は

ばっちり決めておきたい。


こう、苦労をして生きることのすばらしさ的な。



そうして働いているとスラ子さんが膨張を始めた。



え?



スラ子おっきくなれるの?



ってかどうしたの?



膨張した体の一方を石切り場へ、

もう一方を石をくみ上げている場へ。



さっしの良い方はお気づきになったでしょう。


コンベアーである。


スラ子ンベアーである。


私を含めて一同騒然である。


スライムってこんなことできるの?


何でもありなの?


どうしよう。


なんか偉そうにしてごめんなさい。


かっこいい!出来るスラ子かっこいい!!!



こうして切り出されていた石材は

すべて運搬できてしまった。


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