設定メモ キャラクター
ログ・ホライズン二次小説「餓えしものどもに捧ぐる賛歌」の設定メモです。自分で執筆中に忘れないようにメモしておいたものを置いておきます。設定マニアとはとても云えないので大した内容ではありませんが、興味のある方、こういうのに共感できる方はどうぞ。
アイテムについてはあんまり考える頭が無いので、ゲームや小説からインスパイアつうかぱくってるのがほとんどです。そういうの気に入らない人はご免なさい。
◆〈ブリガンティア〉
◯デミクァス(レベル94:ヒューマン:武闘家/無法者)
・身長192cm:体重106kg
・口伝:未開眼、マルチドライブ
・本編の主人公。〈奈落の参道〉のレイド攻略後は、短気さは変わっていないものの狂暴な部分は鳴りを潜め、時折〈シルバーソード〉の大規模戦闘に同行しながら鍛錬を続けていた。てとらからのしつこい誘いに閉口し、年明けのアキバを訪れて、紆余曲折の末スノウフェル最終日に開催される〈大災害〉後初のPvP大会に、〈幽霊犬〉とコンビを組んで参加することになる。
本編においては、現実世界では北海道出身の国立大学3年生にして極真空手の有段者。ゲーム内では190cmを超える巨漢であるが、現実世界の体は160cmをわずかに超える程度の身長で、大学空手部のコーチに冷遇されたこともあって空手家として体格に恵まれないことをコンプレックスとしており、〈大災害〉直後の混乱期において、キャラクターの身長と現実世界の身長との極度のギャップを、死亡も辞さない苛酷な鍛錬で克服した。
・アイテム1:〈ウルの黒絹の腰帯〉
ススキノのドワーフに協力してフロスト・ジャイアントの軍勢を撃退する、大規模戦闘級リングイベントの途中で名前付きジャイアントから手に入るドロップアイテムのひとつ。高い攻撃速度上昇効果のほか、コンボ成功時に追加ダメージが発生する効果のある〈武闘家〉専用の秘宝級ベルト。
・アイテム2:〈メモリー・オブ・ジェット〉
黒玉で彫られた竜を象った製作級の首飾り。ヘイト操作系の特技に対するレジスト率を下げ、再使用規制時間を短縮する効果がある。〈シルバーソード〉の宝飾師が〈奈落の参道〉で入手した幻想級素材〈炭化した古木の化石〉を使用して作成した新しいアクセサリで、〈シルバーソード〉の戦士職メンバーと一緒にデミクァスにも送られたもの。
・アイテム3:てとらの手紙
てとらがデミクァスにPvP大会への参加を要請するために送ってきた、下手糞な丸文字で書かれた手紙。連日ほとんど同じ内容の手紙が末尾の追伸だけ変えて合計50通以上も送られてきたため、怒ったデミクァスは一通残らず焼き捨てたがっているが、噂の〈大地人〉の奥さんが几帳面に全部保管しているため、未だに実行できないでいるらしい。
◆〈万色の幻像〉
◯〈幽霊犬〉(レベル93:エルフ:暗殺者/野伏)
・身長173cm:体重60kg
・少人数ギルド〈万色の幻像〉メンバーにして、〈大災害〉後のヤマトサーバーに残った同ギルド唯一のメンバー。浅黒い肌に銀髪の〈森エルフ〉族の外見モデルを使用している、長身痩躯の女性。表情に乏しく口調も事務的な男性口調で、人付き合いを気にかけないタイプ。職人肌で、自らの技量と〈万色の幻像〉のギルドタグに誇りを持っており、自分たちを弱小ギルドと侮る相手には容赦しない。
〈万色の幻像〉は、ギルド単位で大規模戦闘を行うことはないものの、殆どのメンバーが他の大規模戦闘ギルドの助っ人や非ギルド団体のメンバーとして、大規模戦闘を舞台に活動しており、”傭兵ギルド”と揶揄される変わったギルドであったが、もともと十数人しかメンバーのいない小規模ギルドであるうえ、〈大災害〉時にログインしていたメンバーは〈幽霊犬〉だけであったため、実質開店休業中と目されている。
〈幽霊犬〉は、〈大災害〉前から伝手のあったてとらに、”求職活動”の一環としてスノウフェル最終日のPvP大会に自分と組んで参加してくれる〈冒険者〉探しを依頼していた。デミクァスに対しては、その名と〈ブリガンティア〉のギルドタグに当初は敵意を示していたものの、〈記録の地平線〉の面々の説得により、デミクァスを認め直してコンビを組むことになる。
・アイテム1:〈森の精髄の弓〉
〈千年森の島〉のレイドボス〈貪り喰らうワーム・ロード〉からドロップする幻想級の弓。ドライアドの加護により、高い命中率とダブルアタック発動率の他、最低射程を短縮する〈エンハンス:ヴェロシティ〉の魔法効果を持つ。実際は数世代前の拡張パックに属するいわば”型落ち”装備ではあるが、使い勝手の良さから〈幽霊犬〉は愛用している。
・アイテム2:〈コンバイン・アウトライダーの軍用外套〉
数百年前にセルデシア世界に君臨していたヒューマン・エルフ・ドワーフ連合王国の偵察兵が使用していたといわれる、武器攻撃職専用の草色のフード付きマント。ステルス状態に入る際の成功判定にプラス修正があるうえ、ステルス状態から使用する攻撃特技にダメージ・ボーナスがつく。丈夫で耐水性も強く、屋外で雨露を凌ぐのにも便利な逸品。
・アイテム3:〈大地の声〉と〈素早き風〉
海外サーバーの長編クエスト「大地を癒すもの」のクリア報酬として手に入る、サブクラス〈野伏〉専用の秘宝級双剣。刀身に稲妻を走らせる二振りの長剣で、右手用の〈大地の声〉は敵の攻撃速度や移動速度を低下させる手続き発動能力、左手用の〈素早き風〉は装備するだけで所有者の攻撃速度を上昇させる常時発動能力を持つ。
◆〈黒剣騎士団〉
◯〈伊達男〉テオドール(レベル95:ヒューマン:盗剣士/伊達者)
・身長178cm:体重76kg
・〈黒剣騎士団〉所属の盗剣士。通称〈伊達男〉。赤毛の巻毛に、常に浮かべている陽気で不敵な笑みがトレードマーク。ビロード製の派手なダブレットに革製の長靴と鍔広の羽根付き帽子といった、17世紀決闘者風の服装を好む。サーベルと左手用の短剣を愛用し、普段は二刀で戦うが、状況によっては短剣を盾代わりの防御用に使う〈グラディエイター〉風の戦術に切り替えるなど、臨機応変の戦い方が持ち味。大規模戦闘ギルドである〈黒剣騎士団〉では珍しく、対人戦闘(PvP)嗜好があり、アイザックからは本業に打ち込むようにと度々どやされる。飄々とした性格で人当たりもよく、空気を読めるタイプだが、対人戦闘では手段を選ばず〈最短・最速・最良〉がモットーである。現実世界ではIT系企業に勤めるサラリーマンで、妻子持ち。
・アイテム1:〈冥王の無慈悲なる手術刀〉
〈モルテン・サンクタム〉と〈ラダマンテュスの玉座〉での連続クエストで取得できる幻想級の片手剣。繊細ながらも禍々しい、冥王を象った装飾の施された護拳が付いた片刃のサーベル。手続き発動能力として、継続ダメージとともに対象の受け取りヒール量を半減させる弱体化効果を与える〈切開〉という魔法能力を持つ。
・アイテム2:〈リンクスの爪〉
柄に猫目石が嵌め込まれた左手用短剣。短剣として攻撃速度上昇・クリティカル率上昇・ダメージレートともに優秀であるうえ、盾と同じようにブロック値を持ち、更に攻撃してきた相手に対して小ダメージを反射するダメージシールド能力までついた、〈グラディエイター〉垂涎の逸品。
・アイテム3:〈猫妖精の羽根付き帽子〉
〈猫妖精〉の名を冠する服飾品シリーズのひとつ。カラフルな〈極楽鳥〉の尾羽をふんだんに使った豪華な羽根飾りのついたビロード製の鍔広の帽子。羽根飾りを指で弾いて使用すると、〈羽毛落下〉の魔力が発動する。服飾品は自由に染色ができるため、テオドールは羽根飾り以外を黒く染めて愛用している。
◯フアン=ブランコ(レベル94:エルフ:施療神官/騎士)
・身長180cm:体重86kg
・〈黒剣騎士団〉所属の施療神官。メイン職業とサブ職業の組み合わせから、自らを〈聖堂騎士〉であるとしている。真面目で堅く、テオドールの抑え役として同じグループに配置されることが多いが、実際はあまり抑えられてはいない。PK嫌いで、PvPにもいい印象は抱いておらず、普段からテオドールのPvP好きには苦言を呈している。〈ブリガンティア〉の悪行はススキノの知人から伝え聞いており、デミクァスに対しても嫌悪感を隠さない。現実世界では新米の警察官。
・アイテム1:〈ナーサルーン、高徳の剣〉
〈朽ちた勲〉にて〈死戦士ルグリウス〉からドロップする〈施療神官〉専用の幻想級片手剣。回復職用としては高い攻撃速度上昇率に、〈ヒーリングフォージ〉使用時のヒール量をアップし、更に神聖属性の範囲ダメージ(小)を追加する能力を持つ。店売りのロングソードとほとんど変わらない、地味な外見が特徴。
・アイテム2:〈戦神官の輝けるコート〉
大量のミスリル鋼や複数のレア鉱石系素材を使用して作成する〈施療神官〉専用の製作級プレート・アーマー。軽くて頑丈なうえ、各ステータスに万遍なくプラス修正があり、更に〈施療神官〉の強化呪文の効果時間及び反応起動回復のトリガー数が約1割程度増加する。劇的ではないがオールマイティな性能を持っているため、多くの〈施療神官〉が愛用するマストアイテム。
・アイテム3:〈生命のアンク〉
エジプト十字型の護符。装備するだけでパーティーのHP自然回復量を上昇させ、更に使用することで即時、MP消費なしで〈オーロラ・ヒール〉が発動するが、使用後に破壊される。海外サーバーの大規模戦闘ゾーンでドロップするユニークアイテム。