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第二話   王都での出会い

この世界は4つの種族で構成されている。

人族・魔族・竜族・妖精族だ。


さらに人族の中には、ルネス・マルテス・ミエルコレス・フエベス・ビエルネス・サバド・ドミンゴ

の7つの王国があり、それぞれ異なる神の加護を受けている。


今ゴウキがいるフエベス王国は、全能神ゼウスの加護を受けているのだ。


馬車で6時間かけてゴウキは王都に到着した。

ゴウキのオッドアイとオッドヘアは目立つため、幻惑魔法で黒目黒髪に偽装した。


王都につくとすぐに、ゴウキは宿探しを始めた。今日は3月10日で、入学試験はちょうど一週間後の17日。合格発表は20日に行われ、当日から学生寮の受け入れが始まる。なので10連泊できる宿を探さないといけないのだ。


「手持ちは少ないし、お手頃な宿は・・・ってうわ!?」

突然誰かがぶつかってきたようだ。

「いたたー・・・」

「大丈夫ですか?」ゴウキは手を差し伸べる。

「ごめんなさい。ぶつかってしまって。」

「こちらこそすみません。よそ見をしていました。」


見たところ年齢は自分と同じくらい。かわいらしい顔立ちに豊満な胸。村で友達がいなかったゴウキにとっては新鮮な出来事だ。


「ごめんなさい。私急いでいるので!」そう言って彼女は走っていった。


「あ、ちょっ。」

(名前くらい聞きたかったなあ)とゴウキは心で思った。


2時間歩いてやっと入れた宿は“白鳥亭”という名前で、少し古いが中は清潔感があり2食シャワー付きと、自分にはもったいないほどの待遇だった。値段は10泊で銀貨30枚と少し高いが、この待遇ならばと納得してしまった。


その晩、ゴウキは王都近くの森でルーティンをしていた。それは剣の素振りと精神統一である。

ゴウキは双剣使いで、剣術よりも魔法のほうが得意だ。精神統一は魔法の強度を高め、発動までの時間を短縮するのに最適だと自分で気づいてからは毎晩行っている。


階級昇格クラスアップ試験において、彼は12歳の若さにして火と風の2属性の魔法を自在に操り、見事に合格した。


「俺が使えるのは火と風の2つ・・・。これを誰よりもできるようにしたい!」

そんなことを言いながら彼は修練に励んだ。


・・・本当の力はこんなものではないと知ることもなく。

少しずつ形になってきました!

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