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私があなたを殺した日

作者:夕陽ゆき


私は自由に歌う私が好きだ。


高校3年生の春。
私はあなたを殺した。

けれどあなたは生きていて。
けれど私は分からない。
記憶が人を形作ると言うのなら、今ここにいる私はきっと不完全で。
――望むものがあった。
先輩に託され、後輩と紡ぐはずのもの。
――迷うものがあった。
これまでの私を支え、あるいはこの先ぶつかるもの。

私は自由に歌う私が好きだ。
何かが欠けても。忘れていても。
みんなで歌えるあの場所が好きだから。

ねえ、あなたは今何が好きで何が嫌いで。

――――あなたは、どこにいますか。

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