私があなたを殺した日
私は自由に歌う私が好きだ。
高校3年生の春。
私はあなたを殺した。
けれどあなたは生きていて。
けれど私は分からない。
記憶が人を形作ると言うのなら、今ここにいる私はきっと不完全で。
――望むものがあった。
先輩に託され、後輩と紡ぐはずのもの。
――迷うものがあった。
これまでの私を支え、あるいはこの先ぶつかるもの。
私は自由に歌う私が好きだ。
何かが欠けても。忘れていても。
みんなで歌えるあの場所が好きだから。
ねえ、あなたは今何が好きで何が嫌いで。
――――あなたは、どこにいますか。
私があなたを殺した日
2020/04/23 20:59
あなたが私である理由
2020/04/23 21:04
あなたの声色は
2020/04/23 21:09
幸せのハーモニー
2020/04/23 21:13
(改)