表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/47

4.恋と愛

 恋とは、特定の異性に強く惹かれること。

 愛とは、異性を愛しいと思う心。

 今は多分、前者なのかもしれない。



 ノルンは、毎日謁見に来るヴィクターに、どこか惹かれていたのかもしれない。

 彼が来るのを待ち遠しくなり、次の日が来るのが少し楽しみで。

 彼と視線が合うと、心拍数が上がったりする。

 ノルンとしては、この気持ちが初めてだった。

 彼が話す一つ一つが、平凡でも新鮮に感じたりする。

 感じた事のない気持ちが自分を満たすたびに、彼が恋しくなる。

 一緒にいたい。

 もっと、傍にいたい。

 ノルンはそんな気持ちを抱えながら、今日もまた彼に会えると、目を覚ます。


「姫様。朝食をお持ちしました。失礼しますね」


 グレイテルの声が扉の向こうからした。

 そうだ、グレイテルに打ち明けてみよう。

 ノルンはそう思った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ