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産まれたときからすでに人の価値観はある程度決まる

「さて、なぜ私がこんなことになっているのかを話しておいた方が良いでしょうか?」

その事に、僕は純粋に興味を持ってしまった。

それを話すことが本人にとってキツいことかもしれないのに。



「あぁ、別に、私にとってこの事は別に、どうでもいいという部類になっていますから。こんな顔でも、親友と言ってくれる人も、愛してくれる両親がいますから。」

その言葉を聞いて、僕はこのことを聞くことにした。



未来視点


私は、波神水名の一人目の妻の一人娘として産まれた。

ちなみに、お父様には十人の妻がいる。お父様は、小さい頃にフラグを建てまくり、その十人に一斉求婚され、一人選ぶまで待ってくれと言いましたが、当時の総理の娘が、一夫多妻制を無理矢理受理させたためだ。

お父様は本当に一人を選ぼうと思ったらしいですけど。


そして、そんなこんなで、私は産まれた。

勿論、片目の存在しないままで。

突然変異と言っていいだろう。それは、普通ではありえない事だったのだ。体に異常があったとしても、こんな形で産まれてくるのはごくまれだと、立ち会った医者も言ったそうだ。

産まれたときに私は一回、どこかの大学の研究資料にされかけましたが、今、こうしていられるのも、お父様が動いてくれたおかげなのです。

しかし、それでもまだ狙っているらしいですがね………。

まぁ、頭蓋骨が他の物よりも大きいという理由ですら欲しがる研究機関が片方の穴の無い頭蓋骨を欲しがるのは当たり前でしょうが…………。私だって、ちゃんと自分の家のお墓で静かに眠りたいですよ………。



私が産まれたとき、みことお母様は、こんな私を、普通以上に愛してくれました。いや、これが普通のレベルなのかも知れませんがと、後に考えることになるのですが……………。しかし、私の異母弟妹の母親以外の保育所が同じの母親のほとんどが、「化け物」と呼んでいた。


当然だ。

私は異常なんだから………と、保育園の年齢ぐらいで気付いていた。

子供達だって、最初はあまり気にしないが、それでも親が「化け物とは関わるな。小学生になってから化け物の友達と虐められてもいいのか。」と、洗脳したらしく、気がつけば私の周りには、腹違い兄妹と絆、後お父様の親友達の娘しかいなかった。


結局私は家に引きこもる事になった。

別に寂しくは無かった。

妹達や絆達もいたから…………。

私は孤独になることは無かった。



………お父様も、どれだけ忙しくなっても週に一度は帰ってきてくれた。理由は、まぁ、絆の両親がドが三回付くようなバカップルで、いまだに新婚旅行をしているらしい。それで仕事を全て一人でこなしているのだ。

旅行は今も続いていて今は確か月にいるらしい。


私は、この体のせいか、自分から周りに線を引いていたのです。それを無くすために、この眼帯を使い始めたのですけど。


視力については、なんの心配もありませんよ。産まれたときからこんなんなので、もう慣れちゃいましたから。


最後に、私はお父様からある力?を受け継いで産まれたらしいのです。それについてはまた後日説明しますけど。あぁ、後日と言ってしまうとまた会う理由が無いと行けませんね………。


………私の話は、ここまででいいでしょう。



魅恩視点


「………まぁ、そんなこんなで、他の異常な人に、私は何かを感じるようになっていて、あなたは血液型をコンプレックスにしていると思ったのですよ。」

「………それだけじゃあ、特に話してくる理由も無いだろうけど……。」

それだけの人間ならば、病院にいけばそれなりに会えるだろう。

そう思っていると、また未来は笑った。



「勿論、もう一つ理由はありますよ。」

そして、僕の耳に口を近付けた。

「………あなた。夏姫黒夏の弟子でしょう。」

そう、呟いた。


「な、なんで………その名前を………。」

「花忍流は、私達霧桜財閥の長、亡狂村 桜の左手である、夏姫黒夏の使う流派ですから。」

「………まさか、師匠がそんな位の高い人間だったなんてね…………。」

すると、未来はまた笑った。

「私もびっくりしているんですよ。まだ真髄は教えてもらえていないにしても、ここまで使える人がいるとは思いませんでしたから。後、何ができないんですか?まぁ、ほとんどできていると思いますが…………。」

僕は、どうしてもできない技の名前を言う。


 


遅梅おくれうめ………これだけはできない。」

師匠も詳しくは教えてくれなかった。

「おや、それだけなんて………よほどの逸材だったのですね。男の時のあなたは。」

「それほどでもないよ。師匠はものすっごく軽~く話しかけてきただけだったから。」



しばらくして、バルコニーから戻ることにした。

「そういえば、挨拶しておかないといけなさそうな成金親父……失礼、者達があまり見られないのですが………。」

「あ~。多分結構摘みだしてるかも………。」


そう言うと、未来はまた笑った。

「言い忘れていましたが、心様の谷似崎のバカ息子との婚約破棄、おめでとうございます。私も、あんなのが五大財閥に入ってくるのは嫌だったんですよ。」

そう言って、未来は他の人達への挨拶周りに向かっていった。

心「パーティはこれで終わりだよ………。」

儚『私とフォルテと先輩は先に戻るけど、魅恩は残るんだね………。」

魅「明日久々に我が家に帰省しようと思って………後、忘れ物もって来なきゃ…………。」

心「次回、女だったのにひどいや。」

儚『魅恩~。早く帰ってきて………ね?』

魅「なんだろう………何か母性が………。」

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