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ディナーに嫌いな物が入らない

「じゃあ、今日はあのケイドロの景品のディナーのをやりに行くので、夕食は一応デザートのホールケーキ作っておいたので、それを分けて食べて置いてください。」

「分かった。じゃあ、切り分けておくか………。」

「桜々乃によろしくね~。」

涼さんと神々さんに見送られて、僕は桜々乃さんのいる師走荘に向かったのだった。



師走荘は、かなり大きく、8階建てだ。チュチュ先輩いわく、社長令嬢がよく利用しているらしい。相部屋だがそれなりにひと部屋ひと部屋が広く、寮母さんもいるらしい。まぁ、やってくれるのは、部屋の掃除とか点呼とか放送ぐらいらしい。ちなみに暦荘ではそういう放送どころか放送するための部屋自体ないのだけど。



あ、ちなみになんで暦荘にいるかというのも聞いてみたのだけど。

フォルテちゃんと儚は知っているので除外するとして………。

姉様は「魅恩コレクションを他の人に見られたら魅恩に近づく輩が増えるから一人部屋で良いって言ったらここだった。」

涼さんは「別に狭くても問題ないと言ったらここだった。」

神々さんは、「ちょうどいいジョギングコースがあるから。」

蝶歩さんは、「広いところは結構だから。」

チュチュ先輩は「親友の蝶歩と同じだったら良し。」で、

戸松は、「一人部屋ならどこでもいいっす。」

と言った結果らしい。




さて、師走荘についた。

桜々乃さんの部屋は7階だ。一応キッチンは部屋の近くにあるらしい。


材料を入れるかごがあったので、それに食材を入れて、エレベーターで上がる。

「ここの設備も凄いよなぁ………。」

改めて見てみるとそれなりにすごかった。

まぁ、その分少し狭いのだけど。

「あ、ようこそ。魅恩ちゃん。今日は景品のディナーだけど、何を作ってくれるのかしら?」

「一応考えてきてますけど………。桜々乃さんはパスタでは何が好きですか?」

「そうね……………一番好きなのはカルボナーラだけど………。」

「分かりました。じゃあ、メインはそれにしますね。後、この寮は相部屋と聞いたんですが…………。」

「そうだったわね。その子も食べたがっているのだけど、大丈夫かしら?」

「大丈夫ですよ。僕は。」

「良かったわね、小梅。あなたも食べられそうよ。」

「やったぁ!!あ、あたしはパスタではナポリタンがいいなぁ~。」

「分かりました。あ、後他の人にもということで、クッキーを焼いてきたのですが………。」

「そう。じゃあ、明日ぐらいに他の寮生に配っておくわ。」

そう言って、クッキーを冷蔵庫にいれる桜々乃さん。



そして、僕は調理を終了させた。

「え~っと、前菜のコーンポタージュと、メインのパスタです………。デザートは、食後に作るので、食べ終わったら言ってください。」

「うん、ありがとう。」

「美味しそう……………。って、そういえばまだ名前言ってなかったわ…………。あたしは田代たしろ 小梅こうめ。親は航空会社の社長をやっているわ。ちなみに桜々乃のお父様はスポーツジムのチェーンの社長なの。まぁ、社長令嬢だからって贅沢はしてないけどね。」

「そうね…………。お金があるからって高いものばっかり買うのも気がひけるし。高いからって本当に美味しいとも限らない物もあるし。」

「料理人の腕次第ですよね………。」

「うん。あたしも何回か財閥とかのパーティーに出たことはあるけど、どこかはただ高い物を使ってるだけって感じの所だったなぁ………。」

「多分鋼谷家ね。あそこは使用人が死んだとしても、なんにも思わないどころか、ゴミとしてすてるから。確か葬式もしてもらえないんじゃなかったかな?」

「ひどい話ですね………。」

「でしょ?だから、あの時も私は止めてたから。あそこに行った使用人のほとんどが骨だけになって帰ってくるなんて当たり前になってるから………。」

「あの銀姫ってやつは、家からのプレッシャーであぁなったんじゃなくて、もとからだから。だから余計にタチが悪い………。あたしも桜々乃も何度か取り込もうとしてきた。すぐに断ったけど。」

「………………まぁ、この話は後にして、料理を食べませんか?」

「そうね。じゃあ、いただくわ。」



「そろそろデザート作ってきますね。」

「デザートは何を作ってくれるのかしら?」

「とりあえずモンブランにしていますが………。」

「パスタが美味しかったからこれは期待できるわね……………。」

「じゃあ、作ってくるのでゆっくりと………。」

「分かったわ。」

そして、デザートのモンブランを出した後、僕はそのまま暦荘に帰ることにした。

「モンブランも美味しいわ…………。今度も作りに来て欲しいくらい……………。」

そう言われたけど、ここまで来るのも色々と大変なので、すみませんと一言言って、暦荘に戻った。




自分の部屋に入ると、儚が僕のベッドで寝ていた。

「まぁ、たいして気にすることもないし、寝よう………。」

そして僕はそのまま眠るのだった。

魅「次回は、実はあの人は!!的な話になります。」

フォ「私も久しぶりにでるよ~。」

魅「次回、猫かぶりの猫姫。」

フォ「猫は可愛がって愛でるものだよね!!」










海「ちなみに、響音フォルテは、初期設定では音子ねこだったが、雀子とかで子のがダブルとなぁ………とゆうことでフォルテになった。」

伊「そういえば私は…………モゴモゴ。」

海「ネタバレ禁止な。」

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