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アルコウル・パニック!!

「さて……魅恩、レクリエーション、頑張っていたな。なので、今日は打ち上げを寮でしようと思う!!とゆうわけで、買い物に付き合ってくれ。」

「あ、あの……。」

僕が返事をする前に、儚が、声を出した。

『私を魅恩と同じ寮に住ませてくれませんか?今の部屋もいいのですが、二人部屋なので、少し……。』

「まぁ、もちろん良いのだが………。」

『ありがとうございます。』

そして、荷物を取りに行くと言って儚は自分の寮へ戻っていった。

「あぁ、飲み物についてだが、私は一応酒は飲めるんだ……。海覇はどうなんだ?」

「たまに嗜む程度ですね。その割には強いですけど。」

「そ、そうなのか……まぁ、酒の力に頼らないで最初はやりたいがな……。」

「そうですね……あ、ジュースってこれでいいんですよね?」

「あぁ、じゃあお菓子も少し買うか。」

なおねぇと色々買ってから暦荘に戻った。




『今日から同じ寮。よろしく。』

「よろしくね!儚ちゃん!!」

「うん、よろしく、儚。」

僕は儚の頭を優しく撫でた。

「ふ、ふにゃ…………。」

『うん。あ、魅恩、今日一緒に寝てくれないかな?あそこ空き部屋だったから今はまだベッドがないんだって。』

ということで、一緒に寝ることになった。

「あ、じゃあ寮長として、乾杯をしましょう。ケイドロの勝利に……乾杯!!」

「乾杯!!」

と、全員で缶ジュースを一気飲みした。



……はれ?

なんらかあひゃまふぁふるふるひぃてひぃはほ?

(なんだか頭がくらくらしてきたよ?)




涼視点

「ひゃんはーい!!にゃははは~。」

「なんだか魅恩がおかしくなってるわ……じゅるり。」

奏を軽く叩いた。少しは静かになるだろう。

「まずい!!これ酒だ!!パッケージがジュースに似すぎている!!」

「スケダ○の保湿クリーム並っす!!こんなの存在してたんすね……。つーかよくこんなの作ったすね……。」

「フォルヒェひゃんの耳……かふぅ……ひぇろひぇろ…。」

(フォルテちゃんの耳……カプ……ペロペロ…。)

「く、くすぐったいよ、魅恩ちゃん。ひぃあ…は…ぁん……。」

まさか魅恩がこんなに酒に弱いとはな……。

しかも、酒を飲んだ後に暴走するタイプだ。

「おい、奏……。今回だけは魅恩を止めるために特攻してよしだ。」

「別に許可がなくても普通に特攻するわよ!」

「………すまん。やっぱりお前シスコンだな……。」

「と、ゆーことで……。とっつげき~。」

奏はそういって、危ない表情で魅恩に突っ込んだ。

「この流れなら私もあんな風にしてもらえるからねぇぇぇ!!」

しかし、奏を放ったのは失敗だったのか…。



「ひゃはふんな~。ひやなひぃひょひひゅう、ひゅひゃきひょひょひ!!」

(邪魔すんな~。華忍流、椿落とし!!)

「げぼふ!!」

「一瞬奏さんの首が取れたように見えたのですが……。」

「確かに……速すぎる……。」

「はっひゃな~。むぎゅー。」

今度は儚に抱きついた。

「え……ひぃあ…んむぅ………。」

『嬉しいけど……恥ずかしい……。』

「うかつに近づけないな……。って、戸松とチュチュ先輩は?」

「花を摘みに。」

「が、学園長!!何か……。」

「海覇がこ、婚約指輪を……今は夢の中だが……う、嬉しい……。すぅすぅ……。」

「がっちり寝てる……いったいどうすれば……。」

学園長はとても酒に弱かったらしい。海覇というのは誰なのか少し気になったが、今はどうでもいい。

「神々!!お菓子ばかり食べてないで止めるの手伝ってくれ!!」

「え~。魅恩ちゃんの作ってくれたケーキ美味しいんだもん!!」

「奏がやられてるんだ!!少しは協力してくれ!!」

「このケーキ食べ終わってからね~。このティラミスおいし~い。」

「………催眠スプレーどこやったかな………?」

SP時代に使っていたものだ。

自分の部屋に一本会った。奏の暴走を止めるために使っていたときもあったので結構量が減っている。

「一回分なら…利くだろう……。」

そして、戻ってみると………。



「なおねぇ、にーさまも、なおねぇのこときになってたとおもーよー。ひゃららひひんほっへ?」

「ふえ~ん、魅恩~。」

どーゆー状況だ?

魅恩と学園長の後ろには屍と化した奏。

そして、顔が赤いフォルテと儚。神々はケーキを一心不乱に食べている。戸松はぐったりしていて、チュチュ先輩はニコニコしながらこの場をみていた。

そして私は催眠スプレーを片手に持っている。

はっきり言って普通じゃない状況だ。

「先輩、部屋に戻ってていいっすか?あのジュース……多分酒っすけど一口飲んでしまってめちゃくちゃ頭痛いんす…。」

「そうか……蝶歩先輩は?」

「明日も朝早いからと先に部屋に戻っていったっす。」

「とりあえず私は魅恩にこれをかける。その前に戸松は儚を魅恩の部屋に運んでおいてくれ。」

「分かったっす。」

戸松が儚を運んでいく。





さて、ここからが正念場だ。


錦「次回は今回の続きよ……。」

心「はぁ………私も参加したかった……。」

錦「そうね、ディナーもいいけどあのおかしを作ってもらうのも……。頼んでみようかしら?」

心「それにしても、その紙ってなんなんですか?」

錦「これには、ディナーのためのアンケートよ。嫌いなものとかを出してしまったら申しわけないからって。」

心「へぇ~。あ、次回、アルコウル・パニック後日談。」




錦「前回の後書き見ると私の出番かなり後ね……。」

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