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ケイドロダイジェスト

「さてさて、この私、放送部部長……へ?名前考えるのがめんどくさい?いやつけてくださいよ!!まぁ、いいですけど!!じゃ、現在のケイドロの状況についてこのあたしが説明しましょう!!」

「「「「「「「「「いや、授業聞けよ。」」」」」」」」」

「なんか冷たい視線を感じますがいいでしょう。ちなみに私は教室のど真ん中の自分の席にモニターを取り付け、状況を確認しながらポテチをバリバリ食べながら楽しく実況しております!」

「せんせーい、黒板が見えません!!」

「ねぇ!!もうちょっと音量下げてよ!!」

「ポテチちょうだーい。」

「あ、どうぞどうぞ。これのり塩ですがいいですかね?あ、よいですか。ならあげまーす。あ、状況説明してなーい。」

「おい、授業聞け!!」

「えー、五月蠅い二児のお母さんゴリラの最近つむじが気になる教師はおいておいて、早速解説しましょう!!」

「あ、ケイドロの中継だー。って、伊賀ちゃんもうくたくたじゃない?」

「えー、まず、刑務所ゾーンにいるのは戸松香と、忍鳥疾風さんですね~。二人ともあっけなく捕まってしまったというオチです。特に忍鳥疾風さんは。」

「その口論聞いてて眠い中涎たれたんだけど!!豆腐竹輪とか!!揚げ出し豆腐とか!!」

「ちなみに戸松さんには以外にも彼氏がおります。それもチャラ男で騙されてるわけでなく純情メガネボーイとのです。」

「先生と同じような境遇ね……分かるわ~。でもまず授業に参加しろ。」

「恐~い先生は軽~く無視して鍵を持っている人について!!これは今鹿羽蝶歩さんが持っています!!

「いや、ルール分かってない私たちにそんなことで気を逸らさせないで!!読者は知ってると思うけど!!」

「さてさて、メタい発言が終わった後なんてすが、現在四時間目の終わり頃……もうそろそろフィニッシュなのですよ~。ダイジェストとは言っても特に何もやってないぜチェケラ!!」

「ノリでラップを入れるな!!つーかどーでもいーことだけど突っ込んでしまう!!」

「下ネタですか?女子なのに?って、あ、終わりましたぁ~。ドロ側の完全勝利です!いや~。面白かったですなぁ~今度黒スーツでのやってくれないかなぁ………。」

「賞金なしでならやれるとは思うけど……。」

「それでは!!ケイドロの実況をこれで終わりたいと思います。」

「そして郷田ごうだ いおりは職員室な。みっちりしばいてやるから。」

「ここで地味に自分の名前言われたくなかった~。」

当然の報いであったとさ。




ケイドロ終了後

魅恩視点

「儚………もうおんぶはいいでしょ……。ちょっと下ろさせて……。」

「お………おも……?」

『私、重かった?迷惑だった?』

「いや、迷惑じゃないんだけど、少し疲れたかな……。」

『分かった。』

そう打つと、儚は降りてくれた。

ケイドロの途中で一人震えているのを目撃したので、一緒に行くことにしたのだけど、ケイドロが終わった今は走らなくてもいいので儚を降ろしても大丈夫なのだ。




さて、なおねぇのいるグラウンドまで戻ると、先輩の人がこちらに来た。

「あの選抜の権利でディナーの権利を勝ち取った、錦 桜々にしき ささのよ。神々とは会社関連で……。あなたの作るディナー、楽しみだわ。神々の絶賛したのなら、とてもおいしいはずだから。」

すると、もう一人別の………なんかいかにもお嬢様って感じの人が来た。

「おーっほっほっほ!!あなたが染宮奏の弁当を作っているシェフですわね!!私の家に来ませんか?いくらでも金をあげましてよ!!」

と、言われても全くなびかない。

元々自由にしたいからって生きてるのに、こんなやつに使役されたくないな~と思っているし。

「やめといたほうがいいわよ。鋼谷家は。」

桜々乃さんもそう言っている。

「………魅恩、その女と関わるとろくなことにならない。ただの成金だからな。」

「何を言っておりますの?私の家は財閥ですのよ!!」


確か鋼谷財閥は、金鉱やレアメタルのある鉱山を多く持っているんだっけ……。

「あんなもの、偶然なんだよ。それに、鋼谷家は使用人を一切気に掛けない。全ての人間がな。それも、本気で誰一人使用人を道具と思っているぐらいだからな……。連れて行かれたら、壊れるぞ。」

そう言って、涼さんは僕を引っ張って鋼谷から引き離すのだった。

まぁ、僕もあんな人の下で働くなんてしたくないのだから。



「お嬢様、やはり勝ってもいないのに勧誘は不可能です。ですから……。」

「何を言いますか!!日本五大財閥の一つである私が手に入れられないなどあってはならな……。」

鋼谷の頬をわずか数ミリの位置を、何かがかすめた。

それから、その遠く……。

(あんな成金が五大財閥と言うのがな……。もう日本四大財閥で言った方が良くないか……?まぁ、大丈夫か。その内潰れるだろう。あ、もうすぐお嬢様の誕生日だ。一回本家に戻してもらわないとな……。)

と、謎の影があった。



魅「え~っと、次回は……。」

儚「た……しか………うぅ……。」

魅「儚!?え、いきなり抱き付いて……あ、頭撫でてほしいの?分かったよ。よしよし。」

儚『気持ちいい。次回、アルコウル・パニック!!』

魅「確か打ち上げの話だよね………。」

儚「ふに………ふぁ……んんぅ~。」

魅「撫で心地がいいなぁ……。」






海「あぁ、本土編も近々やるつもりだ。で、一段落着いたらアナザーストーリーだ。」

伊「最近次回予告にしかでてなかったからなぁ……。」

照「私って一発キャラだったんですかね……。もう本編にでない気が……。」

海「すまん誰だっけ?」

照「その扱いひどくないですか?一応同期ですよね?」

海「まぁ、左遷されたやつは置いといて、次回もよろしく~。」

伊「大丈夫です。気をしっかり持って!!」

照「準主人公の慰めはいらないですーーーー!!!」

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