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アディプマックスの申し子

神々視点

「おー、一番最初にボクのところにケイが来たかぁ~。」

開始からわずか3分で三人がボクがいるところまで走ってくる。

「よーし、ついてこーい。あははは。」

「なんかむかつくわね!!陸上部部長の伊賀いが 麻緒まおをなめるんじゃあないわよ!!」

「おもしろいねー。今日も負けないからね!!」

ボクは伊賀ちゃんに手を振った。

「だ・か・らぁぁぁぁぁぁぁ!!その余裕がむかつくのよぉぉぉぉ!!」

叫びながら伊賀ちゃんは走ってくる。

すると、取り巻きみたいに二人走ってくる。

「部長はスプリンターですよ!!そこまでとばさないでください!!」

ゆっくりと、でも少し早く走っている子が叫ぶ。

「そ~だよ~。さのさののペースにあわせた方がいいよ~。」

もう一人も、のほほんとした雰囲気で追いかけてくる。

あの二人もおもしろいなぁ。

確か、伊賀ちゃんと同じ陸上部の明津あけつ 怜怨れおんちゃんと佐野さの つばめちゃんだ。 

阿久津ちゃんの種目がジャベリックスローで、佐野ちゃんは3000メートルだ。

「よーし、ついてこーい!!」

スピードを少し上げる。

「その態度がムカつくって何回言えば分かるのー!!!」

やっぱり追いかけられながら走るのってあの競技と似てていつもより早く走れる気がする。

「ボクはこんなんじゃあ捕まらないよ!!」

「なんでパルクールとか普通にやるのこの人!!」

「待ちなさい!!ぜぇ、ぜぇ………。」

「だから言ったんですよ、そのペースじゃあ3時間は愚か一時間も持たないって!」

「さのさのはまだ余裕そうだね~。」

「本業ですかられペース配分くらいは心得ているつもりです!!」

「でもこのままじゃあまかれちゃうよ~。」

「あきらめるものですかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「敗北フラグたてないでくださいよ。とりあえず、別の人を頼ろう。」

「クールダウンだね~。」

「エンカウントしてからじゃなきゃ走ってても無駄だしね。」

そんなことを言われながら、私は風になり、三人をまいた。




魅恩視点

「速かったなぁ………神々さん。」

あの三人は神々さんに夢中になっていたのか僕に気づかずに走っていってしまった。

「彼女はアディプマックスの申し子だからね………。」

急に後ろから声をかけられてびっくりしたけれど、よく見たらチュチュ先輩じゃないか。

「急に後ろから来ないでくださいよ……。ケイだと思って少し震えましたよ?」

「まぁそうかもね。」

チュチュ先輩はそう言って小さく笑った。

「それより、気になってたんですけどアディプマックスの申し子って神々さんの事だと思うんですけど、神々さんって何者なんですか?」

足がチーター並に速いしパルクールとかの動きは体操選手以上だし………。」

「あ、言ってないんだっけ?神々はアディプマックスの社長令嬢だよ?というより、名字同じなんだから気付こうよ。」



アディプマックスとはこの世界で言う世界で一番愛されているスポーツ商品メーカーだ。都市島学園のジャージについているのもこのアディプマックスのトレードマークのライオンである。

トレードマークであるライオンには、百獣の王という感じから100種のスポーツに対応するという意気込みが入っている。

日本生まれのブランドである。ちなみにアディプマックス以外の主なブランドは、EDTという韋駄天からとられたアメリカ発症の物と、HEIRONというヘラからとられたブランドが存在する。ちなみにイギリス発症である。


「神々さんってあんまり令嬢って感じがしないんですが……。」

「神々の親は一人娘の自由を第一にしているし、スポーツ商品メーカーの娘が令嬢だからってスポーツを楽しめないわけにはしたくなかったらしいよ。」

「あれ?でもあの運動能力については……?」

「あれはもとから。本人は断っているから知られていないけど、どの種目でも神々は国の強化指定選手に選ばれるぐらいの実力はあるよ?」

「す、すごい人なんですね…………。」

「まぁ、この都市島学園には令嬢とかが結構多く入っているからね………。女性しかいないから親がいらん虫の付かないようにってのが理由のほとんどだろうね……。まぁ戸松やフォルテみたいに一般的な家庭の人達も多いからお嬢様学校とは言えないけどね。」

意外なことを暴露しているな………チュチュ先輩。




「さて、私が勝手に喋っただけだけど、みおちゃんの聞きたいことは聞けたよね?だから、次は私からの質問に答えてもらってもいいかな?」

まぁ、神々さんのこともそれなりに分かったし、答えられることなら答えようと思った。





でも、その質問は衝撃的なことだった。




「君は、少し前まで男の子だった………。まぁ、多分1月ぐらいまでかな?どう?当たってる?」

その言葉に、僕は同様を隠せなかった。

まだ、誰にも言ってないことを………。

どうして、なんで?

チュチュ先輩はこんな事聞いてくるの?


チュチュ先輩は不敵に笑っているだけだった。

海「気になる展開なんだろうが、次回は本土編だ。」

伊「作者がケイドロ編の前にいれようと思ったエピソードですね……。まぁ、気になる展開ですけど空きは必要ですからね………。」

ツ「次回はお兄ちゃんの話なのです。」

伊「定番らしいシーンの書き忘れがあったからなぁ……。」

海「まぁ、ケイドロ編もまだまだ続くがな。」

龍「次回………かわいいお兄ちゃんと私。」

ネ「龍水!!私がそれ言いたかったのに!!」

伊「喧嘩はやめなさい!!」






海「ちなみにアディプマックスの命名の由来はアデ○ダスと○ーマとヨネッ○スのごちゃ混ぜだ。」

伊「ここで名前の由来言うのが定番になってる………。」

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