さ、散歩しましょう!
急いで顔を洗い、着替えを済まし彼女の下へ急いだ。
「お、おはようございます稔さん、すみませんこんな朝早くに…」
「い、いや大丈夫だよ、 はは…あ、おはよう」
本当は急過ぎてあまり大丈夫ではないのだが…
こんなにも可愛らしい笑顔で言われたら…反論したくても出来ないと言うものだ。
彼女の服装は白いワンピースに白いハイヒールといった格好で、清楚なお嬢様って感じのファッションだった(いや、ホントにお嬢様だけど)
「それで…これからどうしましょうか?」
少し歩を進め、口を開く彼女
「えーと、あーどっか行きたいとことかないの?」
突然過ぎて、まだ少し混乱ぎみだった僕はやや曖昧な返事をした。
「んーそうですねー…」
空を見上げ、考える穂香
…
「では!」
手を叩き、彼女はこう言った
「さ、散歩しましょう!」
「はぁ、散歩ですか?…」
「この辺りは私、来たことが有りません、ですからいいかなーと…ダメですか?」
「いや、別にダメじゃないよ、いいよ」
「ホントですか!」
子供のように目を輝かせ、彼女は喜んだ
「ありがとうございます!本当に…」
終いには、涙まで流す始末…
「そ、そんな…泣かないでよ」
僕はかなり焦ってしまった、回りから見れば僕が泣かしているように見えてるしそれに…なんだか、こっちまで悲しくなってくるよ…
「とにかく泣かないでよ、ね?」
「ぐすっ…すみません…」
目頭をこすりながら申し訳なさそうに彼女は言う
「じゃ、行こうか?…」
「…はい!」
なんだか難しい娘だなぁ…
更新遅くなってすみません(汗)
学校行事が忙しく、なかなか時間が出来ないのです…orz
これからも、時間を作っては更新していきます!
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