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僕は巻き込まれた
車で20分ほど…
「着きましたよ」
とにこやかに微笑む穂香
彼女の家に着いた
「……でけぇ」
と僕
本当に冗談じゃなくデカイのである…家が
というか城だろこれ…
4、5㍍ものの門が開いた
真ん中の一本道の両脇にはメイドさんやら使用人さんやらがヅラーッと並んでいた
「…」
完全に場違いだろ…僕……
部屋に通された僕
「えーと…」
「はい?」
「状況がわからないんだけど…」
「はぁ?」
「何故僕がここにいるのか…まだちゃんと説明されてないんだけど…」
「ああそうえば…すみません、ちゃんと説明しますので」
紅茶がだされた、高そう…
「実は私には許嫁がいるのです」
と穂香
「い、許嫁…」
「はい、私が産まれてすぐに両家の家同士が勝手に決めたことなんです」
「それで?」
「私は、愛してもない人と結婚なんてしたくないのです」
「はぁ…」
「だから、代わりに貴方と私が恋仲と言うのが伝われば、諦めてもらえるのでわないかと思いまして」
僕は巻き込まれたようだ…