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救世主物語  作者: アルドア
最終章

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第74話 終わりの始まり6

ミネアはその場で立ち止まり、荒い呼吸を整えながら、自らの生存を確認した。


巻き込まれる運命を祖は運命の彼方を歩む(フェアフェイト)

で運命を書き換え、窮地を脱した。

状況は悪化していた。


彼女が放った祖は破滅の(エンドオブ)運命を導く者(カタストロフィ)

で終わりを迎えるはずだったエミリアが、何故かその力に耐え、逆に恐るべき存在として甦ってきた。


ミネアは内心の焦りを抑えつつ、冷静に状況を分析し始めた。


祖は破滅の(エンドオブ)運命を導く者(カタストロフィ)

が…効いていないだと?まさか、彼女が…その力を受け入れ、進化したというのか?」


思考が渦巻く中、突然、空間が歪み、目の前にエミリアが現れた。


彼女の姿はもはや人間のそれを超え、まるで暴走する神のような姿をしていた。


目は狂気に燃え、口からは怒りと憎しみの叫びがほとばし女の拳は無慈悲にミネアの祖は無限の彼方に(ヴォイド)夢を紡ぐ者(フィールド)を叩き続ける。


「ガァァァァ!!」


ミネアは、エミリアの衝撃的な力を目の当たりにしながらも、最初はそれが無意味であると信じていた。


祖は無限の彼方に(ヴォイド)夢を紡ぐ者(フィールド)はかつて天帝ギルガレッドさえも封じ込めた最強の結界であり、容易に破られるものではないはずだった。


だが、その信念は次の瞬間に粉々に打ち砕かれる。


エミリアの拳が、ミネアの目の前で結界を突き破ったのだ。


「なんなのだ…この力は…!」


ミネアは驚愕の表情を浮かべ、恐怖と共に後ずさりした。


この瞬間、エミリアはただの少女ではなく、理性を失った怪物へと変貌していた。


かつての彼女とは全く別の存在、制御不能な災厄の権化であった。


一瞬の逡巡の後、ミネアは自身の防衛本能が働くのを感じた。


素早く祖は頂きの頂点を(トップア)駆ける者(スター)を発動し、自らの肉体を強化することで、エミリアに対抗する力を得た。


次の瞬間、ミネアは全力でエミリアを蹴り飛ばし、その攻撃で彼女を吹き飛ばす。


だが、エミリアは空中で体勢を立て直し、まるで重力を無視するかのように飛び跳ね、すぐに方向を変えてミネアに向かって突進してきた。


その目には狂気と憎悪が渦巻いている。


瞬時に、エミリアは星の輝きを纏い、強力な攻撃をミネアに放つ。


ミネアはすぐに2つの権能、「祖は運命の彼方を歩む(フェアフェイト)

」を発動し、直撃の運命を捻じ曲げる。


だが、完全には避けきれず、右半身が吹き飛ばされる。


痛みと絶望が一瞬、彼女の中を走るが、ミネアは即座に「祖は万物を司る者(ルーンマスター)」を使い、失った肉体を再生し元に戻す。


ミネアは息を整えながら、エミリアの圧倒的な力を前に、心の奥底で焦燥を感じていた。


彼女の目の前に立つ存在は、かつてのエミリアではなく、全く 別の破壊的な力をまとっていた。


ミネアの再生能力に頼るだけでは、この戦いに勝つことは難しいーーその現実を深く理解し始めていた。


エミリアは狂気の中で再び攻撃の態勢 に入る。


星の輝きをまとった彼女の周囲には、無数のエネルギーの流れが渦巻き、それはまるで星そのものが彼女に力を貸しているかのように見えた。

「くっ!まだ力が増すというのか!」


ミネアは、すでに再生が終えた身体に鞭打ちながら、祖は無限の彼方に(ヴォイド)夢を紡ぐ者(フィールド)を発動した。


彼女の結界は厄災や天帝ですら閉じ込めるほど強固で信頼に足る神威であるはずだった。


エミリアは「星輝の咆哮」を放つ。

天上から降り注ぐ光の矢は無数に分裂し、ミネアを取り囲むように襲いかかる。


雨のように降り注ぐ光の矢は結界に耐えきれず

、ガラスのように砕け散った。


ミネアは即座に「|祖は運命の彼方を歩む くフ ェアフェイト) 」のカを再び使い、刺さる運命を回避できる運命に捻じ曲げるが、数本の光の矢が彼女の体を貫いた。


血が飛び散り、ミネアは膝をつきかける。

「まだ。終わっていない ! 」

彼女は歯を食いしばり、 祖は万物を司る者(ルーンマスター)

発動し身体の再生を始める。


エミリアはそれを許すことなく、再び「星の輝」を使い、ミネアに襲いかかる。


複数の神威の権能を使い、ミネアは防御と回避と再生を繰り返していた。


ミネアもこれではいけないと感じていた。




「エミリア…何がそなたをここまで…狂わせたのだ…?」


しかし、その問いはもはや無意味だった。


エミリアの理性は完全に崩壊し、今や彼女は怒りと憎しみに突き動かされるだけの存在となっていた。


ミネアは、この絶望的な状況でどうすべきかを模索しながら、次の一手を考え始めた。

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