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救世主物語  作者: アルドア
2章

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短編2 スカイロア・バー

話は遡り、ライオハルト連邦王国に到着したエミリアは、長旅で疲れ果てた一行のために、何か役立つことをしたいと考えていた。


これまでの旅で遭遇した厳しい環境や食料の不足を思い出し、何か手軽で長持ちする保存食を作れないかと考え始めた。


ある日、エミリアは王国内の市場を散策していると、地元の豆や小麦粉、そして豊富なドライフルーツに目を留めた。

「これらの食材を使って、栄養満点で保存がきくものを作れないかしら?」と、エミリアはその場でアイデアを閃いた。


彼女は宿に戻り、早速試作を始めた。

まずは、ライオハルト特産の豆を茹でてからつぶし、小麦粉と一緒に練り上げた。この生地に刻んだドライフルーツを混ぜ込み、甘みと栄養を足した。

その後、彼女はこの混ぜ合わせた材料を薄く広げ、乾燥させるために日光の当たる場所に置いた。


数日後、出来上がったものは硬く乾燥し、見た目はシンプルだが、中には栄養が詰まっているものだった。

エミリアはこの新しい保存食に「スカイロア・バー」と名付けた。スカイロアという名前は、ライオハルトの空の広がりと大地を象徴する言葉から取ったもので、旅の疲れを癒やす力を感じさせるような響きを持っていた。


エミリアは一行のメンバーにスカイロア・バーを試食してもらった。

噛むと心地よい歯ごたえがあり、ドライフルーツの甘みが広がる。

栄養もあり、長旅の疲れた体にぴったりの食料だった。

みんなが口々に「これはいい!」「これなら旅の途中でもすぐに食べられる」と喜び、エミリアの新しい発明に感謝した。


エリシアは冗談交じりに「エミリアちゃん、これでお店で売れるんじゃない?」と言いながらも、バーを何本かポケットに忍ばせた。


カレンも「これがあれば、次の長旅も少し安心ですね」と微笑んだ。


スカイロア・バーはその後、ライオハルト連邦王国の兵士や旅人の間でも広まっていき、エミリアが作ったこの保存食は、多くの人々に愛されることになった。



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