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救世主物語  作者: アルドア
2章

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32/85

第28話 不便ではあるが何一つ不自由のない生活だった女の子の話

むかしむかし、あるところに裕福な家庭がありました。


その家には■■■■ちゃんという名の美しいむすめが生まれました。


彼女はあいじょうぶかい両親とめしつかいたちに囲まれ、いえの外にはでれないけれど

何一つ不自由のない生活を送っていました。


ただ一つ、目が見えないことを除いては。


■■■■ちゃんの両親は、彼女の目を治そうと国中の医者やまじないしを呼び寄せましたが、


誰もその原因を突き止めることはできませんでした。


ある日、みちばたで行き倒れていた祈祷師が家に招かれ、


祈祷師してはさっぱりわかりませんが彼は、

3流の呪術師でもあったのです。

そうして彼女の目を見て言いました。


「これは内側からかけられた呪いだ。彼女自身が解かねばならない」

と。両親はこれを信じず、さらに本物の呪術師を探し求めました。


ところが見つけたのは詐欺師でした。

彼女の両親達に心の問題なのですよ。と言い

彼はこの家からお金むしり取るために

あること無いこと吹き込み始めました。


彼は■■■■ちゃんに

「お前の両親はもうお前を見放している」


「目の見えない子供なんて本当はいらない」


と嘘を吹き込みました。


そうやって誰もが信じられないようにして

部屋の中に閉じ籠もるようになり、

めしつかいも部屋から追い出しました。


そうして■■■■ちゃんは部屋に閉じこもり、一人ぼっちになってしまいました。



そうして彼女は不便ではあるが何一つ不自由の

ないけれど、思い詰めた彼女はついに目を開けることを決意します。










めをあけてはいけなかったのです。








目を開けた瞬間、彼女が見たのは、

狂乱し食べ合う召使たちと詐欺師らしい男と

共食いを始める両親の姿でした。


恐ろしい光景に■■■■ちゃんは気づきます。


彼女の右目には「発狂の魔眼(はっきょうのまがん)」が、

左目には「飢饉の魔眼(ききんのまがん)」が宿っていたのです。


彼女の目を見た 者は狂い、飢えに苦しむようになって いたのです。


こうして■■■■ちゃんは「国崩し」 や「歩く厄災」として恐れられ、放浪することになりました。


彼女は孤独にさまよい続け、ある日「天帝」と呼ばれる強大な存在に出会いました。


天帝は■■■■ちゃんの左目には「飢饉の魔眼」 を虚空の力で封印し、右目には「魔眼封じの布」を巻いて、その力を抑えることができるようになりました。


その後、■■■■ちゃんには新たな名前

カレン・ファースと

「天理調停者」としての役割を与えられ、

戦争や争いを鎮めるためにカを使うようになりました。


戦争に関わった両陣営の戦犯を広場に集め「発狂の魔眼」を浴びさせることで、両成敗をもって争いを収めるのです。


彼女の目に見られた者たちは狂気に陥り、

お互いに殺し合いしていきました。


この裁きは恐ろしくも厳正で、

多くの争いを終わらせました。


彼女の持つ発狂の魔眼は、破壊の象徴から、

平和を取り戻すための厳しい裁きのカへと変わっていったのです。


そして彼女は、天理を正すための任務を続け、混沌の先にある新たな秩序と平和を目指して、

今日も歩き続けているのでした。




おしまい。



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