第二〇話
本編第二〇話です。
クリスマスの日に里恵と結ばれた。恥ずかしいといえば恥ずかしい。恋人になる以前は顔見知りの常連と店員であったが、今は里恵と結ばれてから、今までになくお互いを恋人として意識している。
この事は、私と里恵以外に香澄さんと美姫、千夏に話した。香澄さんは『いつかは、そうなると思ってたわ』とあたかも分かっていたように言い、美姫はショックのあまり寝込んだらしく、千夏が看病している。
クリスマス後に、香澄さんからの提案で『今年はいろいろ、あったけど、あなた一人で新年迎えるのもかわいそうだから、大晦日に家に来なさい』と言ってくれたおかげでクリスマスだけなく、大晦日と正月のうち一日 計二日間だけ里恵と過ごせた。
例の後輩はクリスマスに異性を見つけたらしく楽しめたようだが、その幸せは正月で儚く終わってしまったようだ。『お参りに行った際に相手の二股が発覚しまして、派手にビンタしてきました(笑)。
神様に必死に祈願して、縁結びのお守りを買ってきましたので、今年こそは いけそうです!』と意気込んでいた。
この一年間、里恵と出逢い、妹だけでなく両親を失う という波ある一年だった。もう、温かく迎えてくれる両親もいない。しかし、今は里恵や香澄さんがいる。
『いつまでもこの幸せが長く続きますように』と願い、今日も里恵と香澄さんのいる店へと向かった。
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