第一六話
本編第一六話です
日記をつけるのは、私にとって日課の一つ
その日にあった事を思い出しながら書くから、楽しい
昔はその日あった事を書いていた
でも、最近は美幸さん の事を書く事が多くなった
そもそも、私が日記を始めたのは、私が香澄さんに引き取られた高校二年の頃になる
私を引き取ってくれた香澄さんは、その頃 貿易会社に勤めていた
香澄さんは、朝の七時前には既に出勤しており、二二時に帰宅する生活を送っていた
そのような生活を送るとなると、私と過ごす時間は休日くらい
平日は 私と過ごす時間は少ししかない
当時、香澄さんは、会社からも期待されていた
帰りが遅くなる事は仕方がないと自分に言い聞かせていた
それでも寂しい事に代わりはない
少しでも交流の時間を確保すべく、私は香澄さんと交換日記を書く事にした
何気ないことから、大きな事まで書いた
先生に褒められた事や怒られた事、流行の話などを書いた
私と歳が離れているのに香澄さんは、今の流行に関心を持ってくれ、毎日 私の日記にメッセージを書いてくれる。
同じ女性としてのメッセージもあれば、年上なりのアドバイス、いつも一緒に過ごせないことへの謝罪など 様々なメッセージを書いてくれた
私は、直接ではなくとも 交換日記 で香澄さんと話せることが嬉しかった
今は香澄さんと過ごす時間が前より多くなったので交換日記をしなくなった
交換日記は、お互いにとって大切な交流時間
血の繋がっていないが、それでも私は、香澄さんを母親として見ている
ありがとうございます、香澄さん
いや、お母さん
読んでいただき、ありがとうございます
このエピソードは二ヶ月前に番外編として書いたものの、どのタイミングで投稿しようか悩んでいたものです
今回、投稿することができ、嬉しいです。
自身の都合で想定以上に多忙だったため、前の投稿から一週間ぶりの投稿になり、楽しみにしていた方には待たせてしまい申し訳ございません
今後ともよろしくお願いします




