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信頼の百合の華  作者: 魚を食べる犬
始まりから結ばれるまで
13/51

心の声(美幸)

妹が亡くなってから、一〇年が経った

この子の命日の日になると、もう一〇年が過ぎたのか、それとも まだ一〇年が経った と捉えるべきか 、悩む


あの子は私と違い、昔から人付き合いが得意で、評判が良い

それに対し、私は長女という立場から厳しく育てられため、人との付き合いには苦労した

小さな事まで気にするものだから、トラブルになった事もある


それは家族以外の人だけでなく、あの子にも厳しく接してしまった

あの子が出掛けようと誘ってくれても、冷たく断る

あの子が勉強を教えて と頼まれた時も、厳しく教え、酷い事を言った事もあった


そして、あの子が亡くなってから、大切なものを失った気持ちになり、今まで あの子に厳しくしてしまった事を後悔した

ただ厳しくするのではなく、あの子の姉としての優しさもあれば良かった


そして、数年後に里恵と出会った

初めて会った時は、あまりにも あの子と似ていたため驚いた

そして、あの子は 浮かない顔をしていた


亡くなった妹への償いのために、里恵に声を掛け、喜ばそうとした

しかし、今は違う

償いという当初の目的から、気がついた時には恋心に変わっていた

本当に良いのだろうか、私が里恵を好きになって良いか

里恵を好きになって、妹の事を忘れてしまったら、どうしよう


恋心と罪への意識に押し潰されそうで怖い

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