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信頼の百合の華  作者: 魚を食べる犬
始まりから結ばれるまで
11/51

第四・五話

第四話の後日談です

「でっ、何か言うことはあるかしら」

 香澄さんは怒っていない様子で、重い一言を発した

「いや~、なんで私は正座をしているのかな」

 現在、私はバーの奥にある部屋で正座をしている。むしろ、させられている。

 なぜ、正座させられているかというと、里恵と家で映画を楽しんだ次の日に香澄さんから、店に来るように言われて来たものの、香澄さんは里恵に、『美幸と二人っきりで話したいので、お店の方はお願いね』と言って、私を従業員休憩室に連れていって、現在に至る。

 なぜ、こうなったことは分かっている。香澄さんに送った『安心してください。もしもの時は、責任を持ちます』というメールの事だ

「でっ、あれはどういう意図で送ってきたのかしら」

「いや~、里恵に危険があった時は私が命がけで守りますという意味ですよ」

「ほ~、そう意味だったんだ♪」

「そうですよ」

(早くこの状況を終わらせたい)

「黙らっしゃい!」

「すいません」

 誤解を招くようなことを言った自分に香澄さんは今までにない怒りを見せた

(香澄さんがここまで怒るとは。いや、香澄さんがここまで怒るのは初めて見た)

「まったく、誤解を招くような事言わないでちょうだい!あなたがあの子に手を出さないと信じていたし、あの子からその時の話は聞いていたから、嘘ついていないことは分かっているわ」

(良かった・・・)

「もっと言いたいことはあるけど、あなたには感謝しているわ。里恵が言うにはナンパから助けてくれたんだって」

「はい、確かに」

「しかも、『私の里恵』と言ったんだって」

「あー、そんな事を言った気がしますね」

(あの時は勢いで言ってしまったが、今思い出すと恥ずかしい)

「あなた達二人はいつも仲良しだし」

(そうですよね。店内で人気の子と話すだけでなく、デートまでするもんだから)

「まぁ、特に私からは何も言わないわ。ただ、あなたが里恵の事をそう思っていた事が分かった上で一つ忠告しておくわ。覚悟しなさい」

私は香澄さんからの忠告に驚いた

「本当に覚悟しなさい。この先、険しく、そして辛い事が待ち受けているかもしれないわ」

「香澄さん・・・」

「私はあなたの事を信じているわ。いつか、あなたに里恵の事を話す時が来るわ」

(香澄さんが私の事をそう思っていたなんて)

「香澄さん、私・・・里恵を守ります!たとえ、辛い事が待ち受けていようと」

「よろしい。じゃあ、店内に戻るわよ。今晩は試作メニューを味わってもらうわよ」

「はい!楽しみにしてますよ」

(香澄さんも、里恵を心配しているんだな。香澄さんの期待を裏切らないようにしないと)

 私と香澄さんは、従業員休憩室を出て、店内に戻り、すぐに里恵が声を掛けてきた

「美幸さんと香澄さん、何を話していたんですか?」

「里恵には、秘密よ♪」

香澄さんは里恵にそういって、別のお客さんのところに行った

「今日の香澄さんはどうしたんですかね。そうですよね、美幸さん」

「そうだね、里恵」

 たとえ、この先 困難が待ち受けていようと私は里恵を守ると強く心に決め、今日も里恵と楽しい時間を過ごした


第四話の後日談がもう一つあります

そちらは二日後に投稿します

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