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転生した女騎士 恋愛レベル0  作者: 紙絵


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4/6

休憩

「その荷物何?一つ持たせてもらってもいい?」

アスカが紙袋を渡す。

「結構重いじゃん…」

「誕生日プレゼントなの」

アスカがさらっと口にする。

「え!これ全部?さすがだな〜」

スグルは驚きながらも荷物を返さない。

手を差し出すアスカ。

「重いし、僕が持つよ。濡らさないようにするから大丈夫」

「荷物まで持ってもらっちゃうのは悪いよ!」

アスカも食い下がる。

「本当はもう一つの荷物も持ってあげたいけど、手が塞がっててごめんね」

なぜ謝る?

「スグル君いい人だね」

アスカは感動した。

「そんなことないよ。母に女の子には優しくしろって口酸っぱく言われてたから。習慣だよ」

「傘持つの大変じゃない?私背高いから」

アスカは170センチある。一般的な男子生徒と並んでも同じ位なのだ。

「平気だよ。背は僕も高いから」

スグルは見た感じ180センチはあるだろう。

雨が強くなってきた。

「これじゃあ、プレゼントが濡れちゃうね」

スグルが荷物を大事に抱える。

いや、君の半身めっちゃ濡れてるから。

「スグル君、あの公園で雨宿りしよう」

公園の東屋に逃げ込む2人。

屋根の真ん中の方に行かないと、雨の勢いで濡れてしまうくらい降り出した。

並んで座る。

「アスカさん濡れてない?」

「私は大丈夫。スグル君めっちゃ濡れてる…」

ハンカチを差し出す。

「ありがとう。」

そう言うと、スグルは眼鏡を取って拭いた。

横顔を何気なく見たアスカ。

この顔、どこかで見たような…

「あ!」

「ん?どうかした?」

「いや、何でもない!です!」

手を振り挙動不審なアスカ。

スグルは、かつて自分が仕えていた王子に似ているのだ。

眼鏡してたから分からなかった…

スグルは眼鏡を東屋のテーブルに置いた。

「アスカさんも髪の毛濡れてるよ。拭くよ?」

スグルがアスカの髪の毛を触る。

アスカの心臓が跳ね上がる。

近い…!

「ちょっとよく見えないな…でも眼鏡まだ湿ってるから、痛かったら言って」

「スグル君、あとは自分でやるから!」

恥ずかしくなって、スグルからハンカチを奪おうと掴むが、スグルも掴んだまま。スグルが大勢を崩す。

「…」

これは事故だ…

2人の唇は重なっていた。

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