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転生した女騎士 恋愛レベル0  作者: 紙絵


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1/6

記憶

小学校の入学式。

アスカは唐突に前世の記憶を思い出す。


中世の世界、私は騎士団の隊長を務めていた。魔物や敵国との戦いに明け暮れ、気付いたら味方からも恐れられる、強人の女騎士として戦場に生きてきた。


これは転生なのか?

今は日本に住む、いたって普通な女の子だ。むしろ、怖がりで両親に心配されている節もある。

これは…こんな平和な世の中で、もう生きるの楽勝なのでは?


小学校でのアスカは優秀だった。

勉強はもちろん、スポーツも万能なアスカは妬まれる事もあった。が、あの過酷な日常に比べたら何でもないことである。

突っかかってくる子もいたが、たかがかわいい小学生である。

ニコニコしていたら、勝手に慕い始めた。

よって、気付いたら小学校をまとめ上げていた。


「アスカ、お友達来たみたいよ」

母が呼ぶ。

「はーい」

アスカが返事する。

「アスカちゃん、おはよう」

「鞄持とうか?」

「アスカちゃん、今度勉強教えて」

「今日は一緒に遊べる?」

大人気である。

このまま順風満帆な生活が待っている。そう思っていた。

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