表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
74/101

74.

子供「ケーキを作りたいんだ、手伝ってくれよ!」


勇者「ケーキ?」


子供「ママが誕生日だからさ、サプライズしたくて……」


魔法使い「そういうことならお安い御用よ」


子供「ありがとう! じゃ早速なんだけど――」


子供「コケッコの卵を四つ持ってきて!」


勇者「コケッコってどこにいたっけ?」


僧侶「ケルナ村の養鶏場に行ってみましょうか」


魔法使い「あそこも大変だったわよね……」


勇者「病魔のせいで家畜が全滅したんだっけ、思い出した」


魔法使い「無事に数を取り戻せたみたいで良かったわよね」


勇者「じゃそこに行こうか、よろしく魔法使い」


魔法使い「はいはい――」



勇者「ただいま、はいこれ」


子供「ありがとう!」


子供「――次は、サンサンフラワーをお願い!」


勇者「サンサンフラワー?」


魔法使い「ほら、小麦よ」


僧侶「戦士様とパンを捏ねたのが懐かしいです」


勇者「そんなこともあったね。えーと、場所は……」


魔法使い「クネヒェ平野に自生してるわよ」


僧侶「参りましょうか」


魔法使い「ほいっと――」



勇者「はいどうぞ」


子供「ありがとう!」


子供「――次は、ルビーベリーをお願い!」


勇者「……ねえみんな」


魔法使い「どうしたの?」


勇者「ちょっと疲れてきた」


僧侶「回復しますね」


勇者「いやそういうんじゃなくて……」


魔法使い「分かるわ、無駄にあちこち行かされてる気がするもの」


僧侶「ルビーベリーはムベ砂漠……確かに遠いですね」


魔法使い「アタシの転移魔法だって、ノーコストじゃないのよ」


勇者「うーん……まあとりあえず行ってあげるか」


魔法使い「お人よしね――」



勇者「はい。これで全部?」


子供「ありがとう!」


子供「――次は、おいしい牛乳がほしい!」


魔法使い「ちょっとアンタ自分で作る気あるワケ?」


僧侶「どうどう……」


勇者「牛乳ってったら、ケルナ村?」


魔法使い「二度手間じゃない!」


僧侶「いま思い出しただけかもしれませんし……」


勇者「行こっか……」


魔法使い「まったく――」



子供「次はなんかすごいバターがほしい!」


勇者「ケルナ村じゃん! まとめて言ってよ」


僧侶「勇者様、どうどう……」


魔法使い「――ファイア」


僧侶「⁉ い、いくら腹立たしいからといって、攻撃しては……」


魔法使い「バカ、あれを見なさい。本性現したみたいよ」


子供「――疲れさせた隙を狙う作戦だったが、バレちゃしょうがねぇ」



魔物「お前らを殺してやる! ジャルラ様の仇!」



勇者「マスターバスター」


魔物「ギャァアアア――」


魔法使い「……とんでもない茶番だったわね」

死まで、あと27日

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ