三つの指標を見るだけ?
「『天才投資家、株は三つの指標を見るだけ』
このような広告があります。
嘘、又は誇大広告投資家分かっているのでクリックすることはありませんが、この広告を信じると仮定した場合、その三つの指標はなんだと思いますか?
勿論、三つだけで誰もが解るなんて私は考えていません。
敢えて言えば、なんだと思いますか?」
このような広告はキャッチーなフレーズで興味を引くことを目的としており、実際には詳細な投資判断を省略していることが多いです。しかし、「三つの指標」だけで投資判断をするという前提で考えるなら、以下のようなものが選ばれる可能性が高いでしょう。
### 1. **移動平均線(MA)**
- 短期・中期・長期の移動平均線を見て、トレンドの方向性を判断する。
- ゴールデンクロスやデッドクロスを売買のシグナルとする。
### 2. **出来高(Volume)**
- 価格変動の裏付けとして出来高を確認し、トレンドの強さを判断する。
- 急騰・急落時の出来高の急増に注目し、売り時・買い時を見極める。
### 3. **RSI(Relative Strength Index, 相対力指数)**
- 買われすぎ(70以上)や売られすぎ(30以下)を判断し、過熱感を測る。
- ダイバージェンス(価格とRSIの乖離)を見て、トレンド転換の可能性を探る。
この3つは比較的シンプルでありながら、多くの投資家が参考にする指標です。もちろん、これだけで万能な投資判断ができるわけではありませんが、広告の文言としては「誰でも簡単に理解できる」ものが選ばれるはずです。
とはいえ、実際の相場はこれ以上に複雑であり、地合いや需給、ニュース、決算、金利動向なども考慮しなければなりません。そのため、このような広告は誇大広告に近いと判断されるでしょう。