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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ゾンビはお好きですか?

鏡を見ている


これって どう見てもゾンビだよなー


俺は自分の顔をペタペタと触る


絶対 確実にゾンビだ



よし 寝よう


これは夢だ


俺はベッドに横になり寝た




ふぅ よく寝た


また 鏡を見る



顔をつねってみる


痛くはないが 肌をつねった感触は僅かだがあった


これは現実なのか?



その時 外から誰かの叫び声がした!


俺は恐る恐る 窓から外を見る


すると男性が複数のゾンビに食べられていた



俺は静かに窓から離れ ベッドに横になった


ふぅぅぅ


マジかよ!!!!!!!!!!


終わりだ


俺の人生 もう終わりだ


はい お疲れ様でした


んなわけあるかーーーーー!


はぁはぁ


今の俺は情緒不安定だが許して欲しい


ひとまず 冷静になろうじゃないか…


今 気付いたんだが 俺は誰だ? ここはどこなんだ?


自分の名前さえ全く思い出せない


そして この部屋 全く見覚えがない


床を見ると 血痕がいくつもあった


これは誰の…


俺は自分の身体を見てみる


すると左の手首にしっかりと噛まれた痕があった



俺がゾンビになった原因はこれか…


しかし意識はしっかりとしている


外のゾンビは理性を失っていたが何か違いはあるのだろうか



とりあえず この家でも探索するか


ドアを開けるとすぐ近くに頭を包丁で刺された ゾンビが倒れていた


ぬおっっっ!  ビビったわー


どうやら完全に死んでるみたいだ


もしかして このゾンビに噛まれたのかな?


まぁ 考えてもわからん



ゾンビの頭に刺さっていた包丁をとり(武器ゲットだぜ!)


家中を見て回ったが ゾンビはあと1人だけだった


俺はリビングでコーヒーを沸かして 冷蔵庫にあったピザをチンして食べている


うん ウマイ! ゾンビでも味覚は普通だ


テレビを付けてみると そりゃもう酷い事になっております


ゾンビゾンビゾンビ どこ見てもゾンビだらけです


これって人類かなりヤバいんじゃないか



俺は過去に見たゾンビ映画やゾンビドラマの事を思い出していた


電気がまだ使えるし冷蔵庫の物が腐ってないって事はゾンビが現れてから


まだそんなに時間が経っていないのかもな



しかしだゾンビ映画やゾンビドラマの事は覚えているのに


自分の名前を思い出せないって何なんだよ



ふと思う これから どうしよう



まぁ 気楽に行こう 悩んでも仕方ない (どうやら俺はかなり楽観的な人間らしい)ゾンビなんですけどね




出来るだけ早く確認しておかなければ ならない事が1つある


俺がゾンビに襲われるのかどうかだ


それ次第で俺のゾンビライフがハードモードかイージーモードにわかれる


ハードモードになった日には人間とゾンビ両方から狩られることになる


そんなの即ご臨終サヨナラだ



何モードかを探る為にそぉーと玄関のドアを開ける


ワラワラゾロゾロ歩いてますわ


ゾンビが1人になった時を狙おう


10分ほど待ちゾンビが1人になった


よし今だ! 俺はゾンビから少し離れた距離から小さめな音を出した


ゾンビがこちらに振り向く 3秒程見た後何事もなく歩いて行った


きたぁーーー! イージーモード突入!



念の為もう1人 今度はもっと近付いたけど何事もなかった


どうやら俺をゾンビ仲間だと思ってる


これは勝った ありがとうございます


後は人間に近付かなければゾンビライフを満喫できるな♪


その後はすぐに家に戻り 夜は焼きそばを作って食べた ビールもいただきました



次の日 今日も良いゾン日和だな ワラワラ歩いとりますわ


今日は周辺でも探索しようと思う 人間を見つけたらすぐ隠れよう


ゾンビ達と一緒に手を繋いで歩いてみる なんか楽しい


歩いていると大きな豪邸を見つけた 玄関が開いている


これは豪華食材ゲットのチャンスではなかろうか


お邪魔しちゃいましょう


豪華食材ゲットの為に豪邸に侵入した直後


2階の方から激しい物音がした そぉーと様子を見に行く


すると美少女が包丁を持ちながら1人のゾンビと争っていた


我思う美少女は人類の財産である


例え俺がゾンビだとしても美少女は助けなくてはならない


そうだろう同志よ!


俺はゾンビに走り出し くらえーーーー!


ジャスティスゾンビパーーーーーーンチ!!!


ゾンビの横顔を思いっきり殴った


殴った後 美少女の方に振り向くと


グサッ!


美少女が俺の腹に包丁を突き刺し 俺は後ろに倒れた


その隙に美少女は逃げて行った




まぁ 何だ 美少女は助かったし それで良いではないか


だが俺は ここに宣言する もう2度と人間は助けないと!!!



豪邸の大きな冷蔵庫を開けてみる


くぅ眩しい 豪華食材の宝庫ではないか!


ぶ厚いステーキと高そうなワインをいただく


うん ゾンビライフも悪くないね♪



夕飯も食べたし 今夜寝る部屋を探す


この家で1番デカいベッドで寝ることにした


ん!? ベッドの中央が少し盛り上がっている


ゆっくり中を覗くと そこには


赤ちゃんが寝ていた



…どうしよう


さっきの美少女の娘ではないよな 妹かな


とりあえず おしめを替えて ミルクを飲ました


ふぅ 疲れた 精神的に


流石に ここに放置は出来ないよなぁ


あの美少女ここに戻ってくるかな?


3日この家で待って 誰も赤ちゃんを迎えに来なかったら


生きてる人間が住んでいる家探して こっそり預けるかー



ん!? もう2度と人間は助けないと言ったではないか だと






あれは 嘘だ!!!

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