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「寿司」
今日は親戚の法要だった。亡くなった親戚とは小さい頃はたまに会っていたらしいのだが、その時の記憶は残ってない。唯一思い出せる思い出は、大学に入りたての頃に回転寿司屋に連れて行ってもらい、たらふく中トロを食わされたことである。もっと食えもっと食えついでにあら汁も食えとひっきりなしに勧められ、気づけば凄まじい量の寿司を食っていた。僕の中ではその親戚=寿司である。
そんなうっすい繋がりしかないのに、なぜか法要の度にみんなの前で故人との思い出を語らせられる。毎度寿司の話をしてるのだが勘弁してほしい。もう話のネタは尽きているのだ。寿司だけに。
「あっつい」
家から歩いて寺まで行ったのだが、暑すぎて礼服を恨めしく思った。春を通り越して初夏のような気温である。桜通り越してひまわり咲くんじゃない?
深夜テンションで書きました