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「風」
風が強い。ビュォ〜〜〜という音が鳴るたびに、我が木造ボロアパートが小さく揺れる。いつか倒壊するんじゃないかと思うと不安で仕方がない。
そんななか、風が吹くたびに上の方でガタガタと音がするのに気づいた。調べてみると、押し入れの天井の板が、強風が吹くたびに上下に揺れていた。すごい時には触ってないのに板が勝手にめくれて、天井裏の暗闇が見えた。これで天井裏に巣食うハクビシンかなんかと目があったら面白かったのだが、生憎ご不在の模様。
「ティッシュの代償」
スーパーの一角で、ティッシュ配りをしている人たちがいた。僕はチョロいのでノコノコ近づいていき、無事ティッシュを受け取ることができた。ティッシュを配りたいお兄さんと、ティッシュを貰いたい僕。完全にウィンウィンの関係性である。これこそが世界平和への第一歩なのだ。
ティッシュを受け取り、るんるん気分で立ち去ろうとすると、お兄さんがティッシュと一緒に渡したクジを確認してくださいと言う。ティッシュに挟まっていた紙を広げてみると、1という数字が書いてあった。もしかしてこれは1等賞なのでは！？という期待を胸に、お兄さんにくじを見せた。お兄さんはおめでとうございます〜〜〜と言いながらスティックコーヒー（コロンビア・ブレンド）を一本持ってきてくれた。
え！？しょぼ...としょんぼりする僕の横で、お兄さんは延々とUQモバイルの魅力について語ってくれた。だまってろ裏切り者！！！僕のワクワクを返せ！！！でもタダでティッシュとコーヒー貰えてラッキーなのか。
お兄さんありがとう！！！（情緒不安定）
「万札」
映画館でもらった食事宅配サービスのチラシが、万札を模したデザインをしている。今そのチラシはゴミ袋の中の一番上の目立つところにあるのだが、それをチラ見するたびに、ウソ！！！俺万札捨ててんじゃん！！！とびっくりしてしまう。なかなか目を引くチラシだなぁと感心した後、すぐに忘れる。そしてまたびっくりする。早く燃えるゴミの日になってほしい。
なんか寒いんですけど。天井裏から外気が流れ込んでるのかな...
