からあげ
肌が荒れやすいから油ものは普段あまり食べないようにしている。
しかし今日はどうしても鶏のから揚げが食べたい。
よし、作ろう!せっかくだからこの前会社の同僚に教えてもらったアスパラガスの春巻きも作ってみよう。
まずは冷蔵庫にビアグラスとビールを用意。鶏のもも肉を酒、醤油、ニンニク、生姜に漬けておく。おお、そうだ。温泉卵も用意しておこう。
お次は春巻きだ。
アスパラガスを半分の長さに切って春巻きの皮に二本並べて包む。
包む。包む。
餃子にしろ、シュウマイにしろ、包む作業はなんとなく楽しいものだな。黙々と出来るのが良い。
レモンをくし切りにして、もも肉に揚げ粉をまぶして準備完了。
ここでビールを一杯いきたいところだけど我慢我慢。
油を熱してまずは春巻きから。
油に入れるとジュワッ!
カラッと揚がった春巻きをつまみ食いしようとする己を制止しつつ、から揚げをジュワッ!
ああ、なんと良い香りだこと。
箸先で油の中の鶏肉を突いて転がし、はやる気持ちを落ち着ける。
きつね色になったものから引き揚げてお皿に盛る。
『席に着いて、よーいから揚げ!』の前にお楽しみのビールを一口。んあああああ生き返るうううっ。
さてさて。メインのから揚げを頂きましょう。パクっ。あちち。
やっぱりから揚げは揚げたてが一番だな。
レモンを絞ってさっぱりも良し。
山椒をかけてピリッも良し。
もちろん下味を付けてあるからそのままも良し。
温泉卵を乗せて黄身を割るときつね色のから揚げに鮮やかな黄色がとろーり流れる。うひょーーー。
箸を休める暇などビールを飲む以外あるわけがない。
おっと、春巻きも忘れちゃいかんな。パリッとした春巻きの中にはアスパラガスのシャクシャクとした
皮と噛むたびに染み出すうま味と香り。
アスパラガスが主役だからほかに調味料は何もいらないな。
太いアスパラガスだと茎の下の部分は皮を剥かないと硬くて食べ辛いけれど、春巻きだと皮も気にならない。
皮を剥くのを忘れてただけなんだけどね。ふふ。
さて、もう一本ビールを開けるか。プシュカコッ。