3巻 狂愛譚 後編
・14話 誰が為に牙を剥く
サブタイ→ミヅキさんのこと。
「……『なんで』とは、冷てえな……『なんで』? なんでって、馬鹿、そりゃお前……なあ、おい、ちょっと思い出してみろよ」
「オレが親友のピンチにかけつけなかったことがあったか?」
ジンヤ、ハヤテVSゼキ、セイハ、セイバ。
ここでの数では負けてるけど連携ではジンヤ達のが勝ってるので持ちこたえられる、ってやつ地味にお気に入り。もうちょっとジンヤとハヤテの連携書いてあげたかったかな。
セイバは連携で扱い辛い能力なのもあったり。仲間の能力を消してしまうので……。
ただ、本来ならセイバ+誰かで大抵の相手は倒せる。
能力を封じてもうひとりが能力でボコればいいので。
ただジンヤもハヤテも能力を封じられても結構戦えるのがね……。
アンナちゃん視点の方ではアグニに加えてさらにユウ、レイガ、ガウェイン、ランスが登場して、アグニ、レイガVSユウ、ガウェイン、ランスロットへ。
ジンヤサイド。
セイハによって分断され、ジンヤピンチ。そこへ駆けつけるミヅキ。
ジンヤVSセイハ
ミヅキVSゼキ
ハヤテVSセイバ
で引きへ。
このプチシビルウォーみたいなのしたかった。
ちなみにハヤテが駆けつけた時の台詞はシンフォギア3期から……。あそこ熱いんすわ……。
・第15話 負けられぬ者達
サブタイ→ジンヤに負けたミヅキ、セイハに負けたゼキ……負けられない者達……的な。
ガウェインVSユウヒVSレイガ
トキヤVSランスロット
アグニVSユウ
三つ巴のバトルが地味にお気に入り。
三つ巴だとだいぶ普通にバトルと勝手が違うのでやりたいんすよねまた……。
ここだとみんなまだ全力じゃないし。
アグニVSユウ、お互いに全力ではない。
全力だとどうなってたか書きたいけど、アグニはまだまだ見せられないキャラなんだよなーという。
このあとVSオロチでもふせられるし
ジンヤサイド。
セイハに負けそうなジンヤ。この前にゼキにも負けてるし……こいつ……。
ハヤテVSセイバ。
睨み合って相手の出方を伺うようなバトルももっとやりたいんだけどなー、そういう戦い方のやつらがあんまり……という。
ミヅキVSゼキ。
チンピラバトル。
各バトルの決着はどうなる……というところで引き。
・第16話 悪辣の暴威
ハヤテVSセイバ。
ハヤテの勝ち。
セイバさん、砂かけるのは飛天御剣流土龍閃(厳密には剣じゃなくて足でだけど)。
やたら目を狙うのは喧嘩稼業的な……。
ここのセイバさん、まだまだ技を伏せてる。地味にハヤテとも相性が悪いんですよね。
同じ翠竜寺流使いで、練度で言えばハヤテのが上なので。
相性悪い相手多いな……じゃあ誰なら相性いいんだよっていえば、まあ能力頼りで体術を鍛えてない相手全般……。
ジンヤVSセイハ。
負けそうなジンヤ。
お前……。
ゼキVSミヅキ。
互角っぽい。勝敗はぼかした。二人とも今後描かれるキャラなので実力はまだね……。
アンナサイド。つってもアンナちゃんはすみっこで震えているだけだが……。
ユウVSレイガ。
切り札であるグレイプニル(時間停止の銃撃)を使うレイガ。
概念焼却でやられる。
「うっわ、すごい。悔しいってことはさぁ、まだ諦めてないってこと? ここから突然悔しさをバネに想いの力
で覚醒してパワーアップ! ぼくをボコボコにしてやったー最高オレは強い! って感じ? ギヒヒヒ…………
、いやいや甘ったれんなよ馬鹿じゃないのー?」
「……あーあ、思ったよりしぶといね。いいけどね、ぼくの予想を越えてくれたところは評価してあげるよ。で
もま、そんだけ。キミは結局、ただの雑魚。……じゃ、次の遊びいってみよーか? そうだなあ、じゃあキミの
手とか足とかさあ、ぐっちゃぐちゃに壊してくから、どれくらい壊れるとキミの心は折れる試してみよっか?
あーあ、残念だったねえ、もう二度と大好きな戦いができなくなっちゃって……それじゃいくよー、まずはそうだなー、左手からいってみようか――――、」
レイガくんがどれだけ悔しくても、ユウには敵わない。想いの力だけではなにも成せない。このへん徹底したいところ。
《絶刻》発動でレイガを救うトキヤ。
ここで敵を助けちゃうのこいつの甘さですね(セイバとかなら敵同士で潰し合っててラッキーって感じだろうな)。まあトキヤの英雄性でもある。
トキヤの《絶刻》発動条件、武器を破壊することなんだけど、アルムは最も高密度な魔力で出来ているものなので簡単には壊れない。
なので意図的に魔力を通さない状態にして破壊してますね。この際に、アルムである彼の妹エコの魂も抜いている(ハヤテVSジンヤで使われた仮想展開の状態に近い)。
なのでエコさんにダメージフィードバックがない……というわけ。
魂が通ってる状態でアルムが破壊されるとどうなるの?っていうのは、滅多にないことだけど……ジンヤVSアーダルベルト参照。現状あそこでしか起きてないのでだいぶ異常ですね。
「……………………たすけてよう、じんやぁ……」
「―――ああ、必ず助けるッ!」
助けにくるジンヤ。
ここに来るまでにVSセイハをハヤテに助けてもらう、立ちはだかるユウヒをガウェインちゃんに引き受けてもらう……と助けられまくってる。情けない……。でもまあ、それだけアンナちゃんを助けるのは難しく、ガウェインちゃんみたいな奇縁もないと成し遂げられないことだったということで……。
基本的に情けないしねジンヤさん……。
ラスト、オロチVSアグニで引き。
サブタイ解説→レイガをボコるユウくん このへんからもうラストへの前フリがしてありますね……(ここでこ
ういうことをしてるから最後にああなるんだよそういうとこだぞ罪桐……)
・第17話 敗残者だとしても
ガウェインちゃんに助けられガウェインちゃんたちのおうちへ。
ハヤテと電話。
ハヤテの端末をひったくるミヅキ。
メタ的にはこのへんでハヤテ、ミヅキ、ゼキ、セイハを退場させておかないと、こいつらがVSユウにきてしまうので、お互いにボコボコになって退場……。こいつらの本気は大会で。
ラスト、レイガとセイバが組んだところで引き。
全然接点がないはずの、敵対勢力同士のやつらが組む、っていうのが好き……。
ロウガのこと以外特に繋がりがない二人。
この回ちょっと明確に繋ぎ回になっちゃってたんだよなー。
ただプチシビルウォー+アンナ争奪戦からVSユウへの流れに切り替わるところでこういう回がでるのはしょうがないんだけど、なんだかなーという。ユウが動き出してからはつまらない回は作りたくなかったので……。もうちょいしっかりプロット立てとけばここでペースダウンするのを見越して、ここで動きを作れる要素を入れたりとか対策もできたんだけど……まあこのへんの反省はそのうち。
ここまでで3巻中編、みたいなイメージ。
前編がユウ登場まで。
サブタイ解説→敗残者=ジンヤ、レイガとセイバ……どいつもこいつも負け犬だらけ。まあこのへんがラストの「ヴァンジャンス」にね、という
・第18話 過去と今。師と弟子。想いはここに繋がれて
オロチの過去編。
なぜオロチがアンナちゃんを守るのか。
オロチの思想の一端。「大人と子供」。
この辺「惑星のさみだれ」からきてるんすよねめっちゃ。
ちなみにオロチの過去、ライキとミカの過去とかはまだまだ伏せられてる。
オロチVSアグニ。
酸素を奪うことで完封。
相性が悪い。
どれだけ強いやつでも相性が悪かったらどーしようもない、ってのも好きなやつ。
ここではオロチが勝ってるけど、まだアグニも実力を全て見せてないので、ここでの勝敗=アグニの実力ではないよ……と。
アグニはまだ本気を見せてないキャラなので描き方の気を使うんだけど、オロチに負けても別に格はさがんねーかなーということ、オロチにぶつける。
生半可なキャラ倒してもオロチすげーってならないしなー。
ただまあ二人とも早くガチでバトらせたさはあるんだけど、そのうちね……。
サブタイ解説→そのまんま。ライキ→オロチ→ジンヤと託されるアンナちゃんを救うための戦い……。
・第19話 《××××》のささやかな楽しみ
レイガの過去。ロウガとの関係。
狙撃訓練が嫌いだった。
これVSユウラストの伏線で、バレねーかなーと心配だった。
あそこはバレたくないけど伏線はらないのもなあ……という。
セイバの過去。ロウガとの出会い。
ここも伏線。
セイバVSロウガは面倒なことになる。
セイバは能力は無効化で防げるが、魔力を帯びてない銃弾は通常の魔力で防がなければいけないので、無効化と通常の魔力を細かく切り替えないといけない。なので攻めきれず、膠着しやすい。
あまり出てこない「通常の弾丸」って要素がVSユウラストへの伏線ですね。
魔力を帯びてない弾丸なら、「無効化」と干渉しあわないので併用できるよね……というのも。
ただまあ、レイガのアルムが狙撃銃形態になれるとかの要素を出してないのは、たどり着かれたくねえ……という気持ちの現れ。
武装の形態を変えられる、という要素も事前に出してるので、事前に出してる要素だけでラストにたどり着けるとは思うんだけど……。このへんのフェアさと伏線の少なさのバランス悩む……。
ユウVSレイガ、セイバ。
剣技をコピーするユウ。
ここもただのコピー能力じゃないよね、という。
夕凪シエンの未来視をコピーして弾丸を斬るユウ。やりたい放題。
両脚をへし折れられるレイガくん。
ひでーやつだほんと罪桐。
サブタイ解説→《××××》は《人類最悪》。
でもこれ別に隠す意味ねーな。
・第20話 ただ、ひたすらに。その宿命を求め続けて
ユウヒ過去回。
ジンヤVSユウヒ。
すごい覚えてるんだけど、これ書く直前に「英霊剣豪七番勝負」でしたね。
「「――――尋常に、勝負ッ!」」って言ってる……。
「ラスボスの前にいきなり襲いかかってくるライバル」もあるし……。
あとはユウヒ→ジンヤへの想いなんだけど、ジンヤが自分と戦うに相応しい男に成長するかどうか?っていうのは、ユウヒがジンヤを知った時点では、完全にわからない……というかむしろ、ダメなんじゃねえか……って考えるほうが普通なんですよね。
この時期のジンヤってライキとすれ違って、自分は見限られたと思い込んでいじめられてるどん底の状態なので……ライカに出会う前の彼は悲惨ですね。
なので、「叶うかどうかもわからない想いを抱き続ける」って部分は、地味に小次郎から。あいつの場合は使うかどうかもわからない技を極め続ける、だったけどね。
あと喧嘩商売の入江無一……。
「叶うかどうかわからない」ものを信じ続けた末に叶ったんだから、そりゃあまあユウヒくんからしたら今の刃堂ジンヤへ執着しますよね……という……(?)
「たった一合、たった一瞬の勝負」は落第騎士のアレですよね。
ただまあ、この感じ自体もそうだし、ジンヤVSユウヒも決着ついてないので、ちゃんとやりたいよね……という。
サブタイ解説→そのまんま。ユウヒくんですね
・第21話 決戦の舞台、そして最後の幕は上がり
ジンヤ、ユウヒ、アンナVSユウ。
若干繋ぎ回気味。でもまあこのへんは文字数の関係で分けたのもあるかな。
次の回も同じ日に更新してるので、感覚としては21と22話でセット。
サブタイ→「最後の幕」は、今回の戦いが最後、という意味ではなく、ここから一連の流れが「最後」だよという……。
・第22話 ■■■■■■■、■■■■■■■
第22話 逆襲譚の終わり、狂愛譚の始まり
アンナの過去。
地味に伏線だらけですねこの回……。
アンナのかつての親友せーちゃん。幻想生物。実験。
このへんまあいろいろありますね……。
アンナの真実。
ライキを殺した。
たくさんの人間を殺した。
アンナに刃を向けるジンヤ。
それでも彼女を傷つけることなどできず、ただ絶望に落ちていく。
完全敗北。
廃人になる刃堂ジンヤ(1冊ぶり2度め)(甲子園)
洗脳されるアンナ。ライカぶち殺す。
サブタイ→これは隠さないとなーと思った。
・第23話 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
第23話 もしもこの世界の全てがキミを傷つけるとしても
再起回。
殺してよ、とかジンヤぶん殴ったりとか、気合入ってんなこの女……。
サブタイ
→3巻のサブタイでもある。
隠したのは「ここで3巻のサブタイを回収する」というのを隠すため。
・第24話 口づけのように斬り刻んで
ジンヤVSアンナ。
サブタイ→まんま
・第25話 正義と悪/悪辣との決着
ユウヒ、ガウェイン(サポート?)VSユウ
サブタイ
地味に詐欺。悪辣との決着(をつけるための戦いがはじまるよ)だった。
決着はなかなかつかない。
・第26話 偽物だったとしても
アンナの中にある本当の彼女の人格を力に変えて。
現在の「屍蝋アンナという人格」が、たとえ一度記憶が消され、そこから生まれた偽物だったとしても。
地味にこの回も伏線多いな……。
アンナの回は多いわ……。
引き、ライキ登場。
サブタイ→まんま
・第27話 その果ての答えは、今ここに
幼少期のすれ違いから始まったジンヤとライキの関係、ジンヤの葛藤に一区切り。
ここらへんでユウヒへの言葉がジンヤに比べて少ないのは、ユウヒはジンヤよりも完成されているからですね。
といってもまあユウヒにも今後いろいろあるけどね……。
サブタイ→1巻から続くジンヤの「ライキという偉大な騎士の息子でありながら、自分はその才能を継げなかっ
た。自分は彼の息子にふさわしくないのではないか」という負い目、劣等感、葛藤の答え。
・第28話 〝ヴァンジャンス〟
VSユウ決着。
ただまあこのへんもいろいろ今後の布石あるなー。
サブタイ
→この作品自体が「負けた人間」のお話だよね……という姿勢の表明……。
1部完、的な意味もある。刃堂ジンヤの過去編、って感じなんですよね、2巻のハヤテ、3巻のアンナと合わせ
て。なので4巻からジンヤ以外の描写が増えた的なね。ジンヤはある程度描いたので。まあ……大会が全然終わ
ってない訳だが!(なので当然今後もジンヤの描くべきことはめちゃくちゃ残ってる)
・エピローグ 狂愛譚、それは――
狂愛譚は、恋をした少女が、失恋をして少し成長した、そんなどこにでもあるようなお話。
サブタイ→まんま