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無限の書  作者: まる
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管理者の溜息

【管理者の溜息】


遊び心・・・

心身の余裕から出た、悪戯的な気持ちの一つであろう。


例えば手元にある携帯端末やパーソナルコンピュータと言った物を動かすために、OSと呼ばれるプログラムがある事はご存じだろうか?

大概のOSにはコマンドと呼ばれる機能を実行させる命令群があり、そのコマンドの中にファイルやディレクトリと呼ばれる情報を表示させる機能を持つ物がある。


あるOSの開発者たちは、このコマンドをミスタイプして実行すると、機関車の走る絵が出る仕掛けを施していたのである。


この様な遊び心は時として、どの様な分野の職業であっても、画期的な発明の原動力にもなる。

勿論、時と場合と場所と空気を読める人が行うべきではあるが・・






自分に割り当てられた部屋なのだろうか。

男性がたった一人で、いくつもの画面を開いている。

そして自分が創り上げてきた物を、繰り返し繰り返し、何度も何度もチェックする。


「ここは問題ない・・な。こっちも・・大丈夫か」


特に自分に初めて任された仕事であれば、入念に時間の許す限り確認をする事は致し方のない事だ。

そして一つの形になった時、独り言が出ても許容範囲だろう。


「ふむ。これで良いかな?」


最終チェックを終え、十分に満足のいくものに仕上がったのだろう。


「うーん、作成者のサインはどこかに入れられないかなぁー?」


何故か、自分が創ったと言う証明の様な物を残したくなる。

ふと誰かが気付いてくれたらと思い、ちょっとした遊び心を入れる事は許されるされるのではないか?


勿論、その道のプロフェッショナルやエキスパートがやる分には良いかもしれない、多分やらないだろうが。

しかし初めて任された仕事で・・、そんな事をやるべきだろうか? 絶対にやるべきではない。






-BAR 堕天使-


ある人々の中では都市伝説となっている場所がある。


飛ぶ事に疲れた小鳥が翼を休めるように、自分たちが起こしてしまった問題の対応に疲れた人たちが、解決の糸口を見つけられると言う所である。


一縷の望みをかけて、男性はBARに立ち寄る。


しばらくすると、また一人、今度は女性が現れる。

彼女もまた、飛ぶ事に疲れた小鳥なのだろうか?


「ねぇ店員さん、ちょっと聞いてもらえるかしら?」

「どうしましたか?」


店員がグラスを磨く手を休め、女性管理者の方へ顔を向ける。


「私の上司がポイント稼げ、ポイント稼げって煩くて煩くて・・」


来て早々、まだアルコールが入る前から店員に絡んでいる。


「私のエリアはね、戦争ばっかりやっていて、時々平和・・、また戦争の繰り返し」

「戦争があれば、信仰ポイントが貯まりそうな物ですが?」

「信仰の質によって加算されるポイント量が違うのよ。

平和な時に日々朝昼晩と祈るのと、苦しい時の神頼みだったら、断然前者な訳よ。

殆どポイントなんか貯まらないわ」


信仰ポイントでの悩み相談をしている様だ。

悩みの元は違うが、溜め込んでいた物を吐き出す事には変わりがない。


自分の世界はまだ出来たばかりだ。

人々は日々神の存在に感謝して、信仰ポイントは溜まっていくため無縁の状況である。


店員が自分にの前にくると声をかけてくる。

名札には Mephistopheles と書かれていた。


「お客様。あちらのお客様とお話しされたらいかがでしょうか?」

「何故だい?」

「信仰ポイントと言う物の事でお困りの様ですので」


確かに人々の信仰はMAX状態であり、信仰ポイントもドンドン貯まっている。

とは言え出来たばかりの世界では、いつ何時必要になるか分からない。


「知らないかもしれないが、信仰ポイントのやり取りは禁止されているんだ」

「存じております」

「ん? どうしろと?」

「もしかしたら使い道のない物を使える様に、出来る方かもしれません」

「・・・?」


どう言う意味だろうか?

こっちは超巨大魔力生成炉が使われず・・に? 使い道がない物を? 使えるように?


理由はただ一つ、使い方を誰も知らないから・・


上司に上手く説明できるか分からないが、これはチャンスかもしれない。


「もし失礼」

「えっ!?」


突然話しかけて驚く女性管理者に、構わず話を続ける。


「少し信仰ポイントの事でご相談したいのですが?」

「はぁ・・」


やがて女性管理者の目に、輝きが戻ってくる。






男性管理者が世界を創る時、剣と魔法の世界を選択した。


多くの世界を見てきたが、人間には誰しも能力の努力ではどうにもならない限界という壁が存在する。

魔法に関して言えば、人によって魔力の差が出る。


勿論、中にはとんでもない能力を秘めた者もいる。

また目的があって管理者が信仰ポイントを使って、ギフトやアビリティ、タラント、スキルと言った物を与える場合もある。


しかし魔力が外部から得られるとしたら、誰でも強い魔法使いになるのではないか?

それに気付けた人だけが、とてつもない力を得られると言う裏技の様な物を用意した。


そんれが男性管理者のサインであり、遊び心だった訳だが・・


世界に浮かぶ月・・、超巨大な魔力生成炉を創ってみた理由であった。




よくよく考えての遊び心では無いため、非常に問題を残してしまった。


どんどん使える様に、無限に大量に魔力が生成される様な設定である。

どんどん使える様に、かなりの魔力が備蓄できる様な設定もした。


ただ備蓄量の上限を設定しなかった。

そのためどの位で一杯になって、一杯になったらどうなるかが全く予想できない。


創っただけであって、人間が気付くのを待つだけで、使用方法を伝える術を用意していない。

そのためどんどん魔力が生成されが、溜まっていき、消費されない状況に陥る。


ちょっとした遊び心が、管理者にも不測の事態となっているだ。






事態の報告のため、上司の元を訪れる男性管理者。

報告を聞いた上司は、ポカーンとした表情のまま答える。


「ねぇ君ぃ・・、今さらこんな大問題持ち込まれても困るんだけど?

って言うかさ・・、なんでそんな事をしたのかな?」

「申し訳ありません。このような事になるとは思いもせず、ちょっとした遊び心で・・」

「ちょっとした遊び心って・・、じゃあその遊び心をどうするつもりなんだい!?」

「少し伝手がありまして・・」

「・・伝手? 何をする気だい?」


上司は伝手という言葉に、とても嫌な予感が頭をよぎる。


「超巨大魔力生成炉の使い方が分かる人間を送ります」

「そ、それって召喚? 転生? の事じゃないの?」


予想通りの言葉を聞かされ、上司はギョッとした顔をする。


「正にその通りです」

「その通りって・・。いやいやいや、ま、まずい。それはまずいよ。

啓示じゃ無理なの? ギ、ギフトじゃどう?」

「結局、直接介入率は上がってしまいますが?」


あの方 は、全ての管理者に直接世界への働きかけを禁止している。

直接介入率が高いと、あの方 や他の管理者のチェックに引っかかる。


他の世界からの召喚や転生も、ギフトやアビリティ、タラントを与える事もどちらも直接介入に抵触する。

しかし簡単に異世界からの召喚や転生が出来ないように、上司の許可が必要としている。

そのため本人一人で行えてしまう、ギフトなどの方が直接介入率が高く設定されているのだ。


「却下! 却下却下却下却下・・! 全部却下ーぁ!!」


男性管理者の、大体の予想通りの回答に慌てふためく。

ギフトなどは管理者責任で、召喚や転生は上司責任になるからだ。


「では上司判断で、私の世界の危機は放置された、と言う事でよろしいでしょうか?」

「・・・・えっ!?」

「管理者のミスで世界に万が一何かあった場合・・、しかも上司に報告済みで・・」

「えっ!? ・・いや、・・しかし、・・うーん、それはそれで・・」


最終的な責任を取らされる・・


ならば問題が起きる前に、対応した方が良いのは確かだし、評価も下がるより上がるだろう。

散々上司は唸るが、しぶしぶ許可が下りる。


「いきなり何人もの人間を送り込んで、どの様な影響や問題が起きるか分かりません。

まずは一人送ってみて、少しずつ調整して行きたいと思います」

「分かったよ・・。仕方ないだろう、任せる」


諦めきった表情で、もう好きにしろと追い払う様に手で払う。






エーデルが元いた世界では、何時も何処かで戦争があった。

エーデルが暮らしていた国は、多くの部族があり、お互いの主張を曲げる事無く、戦が続いている。


民族紛争・・・ 


他の国のお偉いさんや、対岸の火事を眺めている連中はこう言っている様だが、結局のところ弱い者苛めなんだと感じている。


少数派の部族を、大多数派の部族が寄ってたかって苛めてくると言う構図だ。


誇りを!と言って滅んでいく部族もあれば、取り入って大部族に飲まれる部族もある。


俺たちも戦っては逃げて・・、逃げては戦って・・、その繰り返しに・・疲れた・・

いや俺だけじゃない、部族の皆が疲れている。


故郷を追われ、ただ逃げ惑う日々。

明日どころか今日生き延びられるか分からない。


救済を!と叫ぶ他の国だって、難民の受け入れは難しいと拒否する始末。

これで我慢しろと物資を送ってはくれるらしい。


結局のところは面倒事を持ち込むな、そっちで解決しろと言っているだけの事だ。






周囲を警戒しながら物思いに耽っていると、同じ部族の女性が傍に寄ってくる。

やや褐色の肌に、黒く長く波打つ髪、黒い瞳・・、汚れてはいるが美しい娘だ。


「族長エールデ」

「どうした、メルクール?」


今じゃあ族長と呼ばれているが、実際はそんな柄じゃない。


俺たちの部族は、故郷を追われる時にバラバラに散らばってしまった。

その時に指導者が居ないから、俺が貧乏くじを引かされただけの事だ。


「近くに村を見つけました」

「・・そうか、やむを得んな」


メルクールは、そんな俺の部下の一人で、女性故に良く気が利く。

率いてる仲間が休憩している間に、斥候を飛ばしたのだろう。


「メンバーを選択してくれ」

「完了しています」

「・・分かった」


僅かばかりの良心の呵責に、醜い時間稼ぎをしようとするが失敗に終わる。


弱い者はさらに弱い者を狙うしかない。

生きいるためと言う名目だが、相手にとってはハタ迷惑な事だろう。


選ばれたメンバーたち一人ひとりの悲壮な顔を見て溜息を吐く。


「いくか・・」

「・・はい」


バラバラに逃げてきた俺たちの部族なんか、既に食料は尽きている。

金や交換できる物なんかない。日々奪う事でしか食い繋げない。


・・他国からの援助物資? そんな物が届く事は無い。


その場所は俺たちを敵視する者たちがわんさかいるんだ、死にに行く様な物だろう。




そんな思考の海に意識を沈めていたために、致命的なミスを犯してしまった。


「・・おかしい、本当に村か?」

「えっ!?」


村に近づけば近づく程、違和感を覚える。

しかし時既に遅し。


・・この村は・・村じゃない!?


「まずい、全員撤退しろ! それぞれ別の方向へ向かえ!」


村を装っている敵部族の駐屯地・・

既に時遅し、建物から雨の様に銃弾が撃ち込まれる。


「メルクール!」

「はい!」

「皆の所へ戻って、逃げるように伝えろ」

「しかし・・」


皆の所へ逃げれば、此処にいる兵士たちに居所がばれてしまう。

とは言え、ここに俺たちが居ると分かれば、近い内に掃討部隊が組織される。


「急げ、全滅させるつもりか!」

「ならば族長が・・」

「族長には族長の仕事がある」


部族の仲間を逃がすだけの時間を稼ぐと言う・・しんがり。


「・・分かりました」


メルクールの後姿を見守る・・

ただ今回生きられても、ほんの一瞬の命があるだけ・・

分かっていても、皆の無事を願わずにはいれれない・・


そこで自分の意識が途絶える。






目が覚めると、真っ白な空間であった。


全てが白・・、どの様な形、どの様な大きさ、自分が立っているのか、横になっているのかすら分からない、ただ真っ白な空間だった。


「・・ここは?」

「お目覚めかしら? 族長エールデ」


声のした方向を見れば、いつの間にかゆったりとした白い衣を身に付けた、長い金髪の女性が傍に居た。


「あんたは?」

「貴方達の世界では、神と呼ばれる存在かしら?」

「生まれた時から、神なんてものは信じていないんだが?」

「でも、時折呼んでくれたじゃない。助けて神様っ!て」

「・・・ちっ」


そりゃあ思わず神頼みを口走った事はあるだろう。その時の事を言っているのだ。


「それで、その役立たずの神様が何の様だ?」

「役立たずとは酷い言われようね。まぁいいわ、貴方は死んだのよ」

「・・そうか」


確かに途中で意識を失っていた。その時がそうなのだろう。


「驚かないのね」

「何時そう言う状況になっても、おかしくない環境だったのでな」

「確かにその通りね」


しばらく沈黙が二人に降り、しばらくして自称神と名乗る女性から声がかかる。


「貴方にお願いがあって、此処に呼んだのよ」

「お願い? こちらの願いは聞き届けてくれないのにか?」


棘のある言い方に対して、とても冷めた目で俺を見てくる。


「誤解がある様だから言っておくけど、分けあえば飢える事のない様にはしているのよ?

何故あなた達は、同じ人間同士で争うのかしら?」

「さぁな、知らんよ」


分け合う? 俺たちにあるのは奪い合うだけの生活しかなかった。


「そして何度も私の言葉を皆に伝えたのに、何故実行しないの?」

「知らん」


一部じゃその神様を信じる連中が、戦争を煽ってるって話なんだがな。


再び沈黙が訪れるが、今度は俺の方から口を開く。


「で、お願い事って言うのは何だ?」


自業自得という言葉は、エールデも分かっている。

自称神様が何かしてくれていたとは思わないが、戦争は愚かな人間の産物なのは確かだ。


「・・こちらの世界以外にも、多くの世界が存在するわ」


納得は訳じゃないが、先を聞くために話を促す。


「ふーん」

「驚かないのね」

「全く関係のない話なのでな」

「そう・・。なら良いわ、話を進めましょう。他の世界へ行って欲しいのよ」

「・・何故?」


あまりに唐突な話に、間抜けな質問でしか返事が出来ない。


「向こうの世界でも戦争が起きているから」

「・・どう言う事だ?」

「人々が増え、幾つかの国が興っているの」

「やれやれ、国同士の衝突が起きているのか・・」

「小さな村が、町に、町が国になる時から、既に戦いは始まっていたわ」


エールデは渋い顔をする、正に自分が経験している世界と同じである事に。


「それで、どうしろと?」

「貴方に『大いなる力』を授けましょう。そして貴方が生まれ変わった先の国を守って欲しいのよ」

「なる程・・。結局、戦争にならんか?」

「そうね、守る事の出来る戦争ではあるけどね」


自分は族長として、自分の民を守れなかった。

今度は守るための力がある訳で、罪滅ぼしの機会なのか・・


「いいだろう。ただ『大いなる力』とやらで好き勝手をするかも知れんぞ」

「その辺は向こうの神様に聞いてくれる?」

「向こうの神様? 向こうの世界とやらにも神様が居るのか?」

「神様と言っているけど、世界の管理者、世界の数だけ存在するわ」

「ふーん」

「驚かないのね」

「興味がないからな」


自称神と呼ぶ存在が複数いると、確認するためだけに聞いたに過ぎない。


「じゃあ、向こうの世界へ送っても良いかしら?」

「ああ・・」




次の瞬間、目の前の女性が男性に変わる。


「ようこそ、族長エールデ」

「あんたが此処の世界の神様か?」

「その認識であっている。大まかな話は聞いているかな?」

「まあ一応は・・な」

「君に『大いなる力』を与えよう。その力で、君の国を守って欲しい」


向こうの女性の神様が言っていた事と同じ事を言ってくる。


「向こうの神様が、こっちの神様に聞けと言っていたんだが・・」

「どんな事かな?」

「何をしても良いのか?」

「ふむ・・、何を言わんとしているか分からないから、答え難いのだが?」

「『大いなる力』とやらで、世界を滅ぼしても良いのかと言う事だ」


『大いなる力』がどれほどの物か分からないが、思った事を正直に聞いてみる。


「なる程・・。そうなれば、僕たちの見込み違いだったと言うだけの事だね」

「どう言う意味だ?」

「何も有象無象の数多の人間たちから、無作為に君を選んだ訳じゃない。君だから選ばれたのさ」

「俺は仲間すら守れない、無能な族長だぞ?」

「そこまで自分を卑下しなくても良いと思うがね? 一応、こっちは君を買っているんだから」

「・・ふん」


遠回しに『大いなる力』好きに使って良いと言っていると、勝手に解釈する事にする。


「で、俺はどうなるんだ?」

「こちらの世界で生まれ変わってもらうよ。転生と言うやつだ」

「何故、生まれ変わらせる? 『大いなる力』とやらは?」


生まれ変わると言う言葉に、驚きを隠せない。


「出来る限りこちらの世界のルールを知ってもらう事が一番だからだね。

その方が確実に、正しく『大いなる力』を使って貰えと考えたんだよ」

「おいおい、それだったら、俺である必要はないだろう?」

「魂に刻まれたモノって言うのは、転生した後も割りと残るんだよ」

「そんな事を言われても、全く分からんな」


肩を竦めてみせると、それは仕方ないよと苦笑いする。


「あとは少しずつ前世の記憶を思い出したり、『大いなる力』について学べるようにしておくから、安心して欲しい」

「・・分かった」


こればかりは任せるしかないだろうし、了承するしかない。


「他に無ければ、第二の人生を・・」

「一つ聞きたい」

「・・何かな?」

「戦争のない世界は存在しないのか?」


前の世界も、これからの世界も戦争戦争戦争・・、興味本位で聞いてみる。


「あるよ」

「どんな世界だ?」

「心を奪われ、神様の言う事しか聞けない世界。

感情が奪われ、欲が無い世界。

体の自由が奪われ、支配者の思い通りにしか行動できない世界。

欲しい者は何でも与えられ、怠惰な世界・・」

「もう良い、やめろ! 胸糞悪くなる」

「・・君が聞いてきたんだけどね」

「お前たちは、それが良しとしてきたのか?」


出来る限り怒りをこめた眼で睨みつける。


「いいや、管理者たちの中で大問題。これが人か? 生きていると言えるのか?ってね」

「それで、答えは出たのか?」

「いや、未だに揉めているよ」


男性管理者が頭を振り、疲れた様に溜息を吐く。

どうやら神様たちの中でも、色々な考えを持った者たちが居るのだろう。


「さて、他に聞きたい事はあるかな?」


気を取り直して聞いて来る。


「特に無い。転生させてくれ」

「では今度こそ、良き第二の人生を・・」


再び意識を失う・・





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