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僕は死んだ。


誰の心にもいない。


看取ってくれたのが君でよかった。


殺してくれたのが君でよかった。


あなたはすぐにそれを忘れる。


それでいい。


たくさん殺せばいい。


殺す側はいつも殺す側。


変わることなんてないんだよ。


私は常に殺される側。


いつも誰かの心に勝手に生み出されて。

気付いたら大きくなって。


親である君に、君たちに殺される。


他の人とのほうが幸せになれるよって。


やさしく。残酷に。


決めつける。


いや、決まり文句。決まった最後の言葉。


僕はその言葉を何回投げかけられただろうか。

何回殺されただろうか。


わからない。

でもまだ生きたいから。


誰かの心にまた産まれたい。


でもできることなら。

君の次男になりたい。



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