なろう・ほど・ザ・ワールド(333文字)
ジョージ・マクドナルドが苦手です
「軽いお姫様」が典型的なんだけど
フロイトの性理論を演繹すれば物語が一篇仕上がりますよ
と云わんばかりの脳天気さに
開いた口が塞がりません
私は今のご時世に鑑みて
著作権が切れた作品に関しては
どんな販促妨害活動も許されると思っとりますので
幼少期に『北風のうしろの国』に感動したという御仁は悪しからず
けれどもあんなぶ厚く錯乱した物語に喰いついて
しかも魅了されてしまう子供って
どんだけブッキッシュなんでしょう
それはあたかも私のようなド素人作家の過去作を
読んでくださってる方々に対する
感謝よりも何よりもまず
いったいどうやってここへ辿り着いたんだ
っていう素朴な疑問に連なるイメージなんです
そういう意味でジョージ・マクドナルドは
なろうの始祖鳥的存在ですね