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2話 最弱の魔法使いと魔王との出会い

前話を変えています


バタッ!


森の中で1人の少年が顔色を悪くして倒れた。腕は左腕がなく、服もボロボロだった。


「このまま死ぬのか……、くそ、嫌だ。死にたくない。」


倒れてからすぐに少年の周りに魔法陣が現れた。


少年は追っ手かと思ったが違うようだ。


そして魔法陣を見て驚いている。

魔法陣と言っても複数ある。

代表的なのが平面魔法陣と立体魔法陣だ。

平面魔法陣と立体魔法陣ではその後に唱えられる魔法の強さは立体魔法陣の方が数倍強いとされていて、歴然の差がある。

そして今回、少年の身を包んだ魔法陣が立体魔法陣の方だった。

しかも、それが召喚魔法によるものだった。

一般的には立体魔法陣を唱えることができるのは全体の一時間とパーセントにも満たない。

それぐらい使える人が少ないのだ。

しかも召喚魔法は多くの魔力を使って呼び出す魔法だ。

それを魔力がたくさんいる立体魔法陣と組み合わせるのは相当な魔力の持ち主であり、天才だと思ったのは明らかだった。


「これは、いった(ボシュ)い?」


少年は言葉を全て発する前に空間転移していた。


召喚魔法と思っていた少年は周囲の景色が変わったことに驚いていた。


何しろ、召喚する魔法ではなく、召喚される魔法だったからだ。


「私を呼んでたのはあなたかしら?」


声の先には立派な椅子があり、王が座るのにふさわしい椅子だった。

そこに座るのは角を生やし、漆黒の黒髪をなびかせ、胸が開開けている服を着た美女がいた。


「ここはどこだ?」


「呼ばれて、召喚したら主人が死にかけとか笑えない冗談はやめてよねー。

光最上級魔法ヒーレスト。」


そう言うと、体の傷がどんどん治っていく。

驚くことに左腕が生えていた。


「なっ! 最上級魔法。」


「ここは魔王城よ。貴方が呼んでたのをさっき思い出したから今さっき貴方を召喚したの。

で、私に何をさせたいの?

個人的には世界征服とか面白そうだけど。」


美女が笑いながら笑えない冗談を投げかけてくる。


「呼んだ? 何を言ってるんだ?」


「え? この前精霊と契約するための契約魔法を使用したでしょ?

それで私が選ばれたんだけど。あの時は忙しかったからブッチしたけどね。」


「したのはしたけど、ブッチなんでできるのか?

ましてやここが魔王城なら魔族と契約はできるのか?」


「案外人間に知られてないけど、精霊と人間の契約は対等なの。

それでブッチができるんだけど、でも精霊はあまりしゃべれないのが多いし、あまり知られてないってわけ。

それと私は魔族って認識じゃなく魔精霊っていう認識でいてね。多分その方が正解だから。

そういえば名乗りもしてなかったわね。

私は魔王、魔王ルヒエルよ。

これからよろしくね。ご・主・人・様❤︎。」


「ちょ、ちょっと待って。魔王?どういうこと。」


「どういうこともなにも、精霊契約魔法によって呼ばれたから精霊契約をしただけよ。

それが単に相手が魔王だったってだけでしょ?

うふふ、これから楽しくなりそうね。」

それを聞いて少年は唖然とするが魔王は一向に笑うだけだった。



こうして、僕ことアクア・ドラグーンと魔王は精霊契約によって主従関係となった。


異世界転移した無能さいきょうは早速世界に挑むそうですもよろしくお願いします

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