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花詩集  作者: 葵枝燕
29/37

昼顔

最初に手を伸ばしたのは

ワタシだったか

キミだったか


(から)みつくように手を()べて

相手と自分を縛りあげる


きっと ね

そんな関係だったね


孤独に耐えられないからこそ

ワタシはキミを キミはワタシを

互いに求めただけだよね


求めてはいけなかった

二人は (ひと)りであればよかった


それでも 求めてしまったね


甘美な(ささや)

ワタシも キミも

それに従い

待っていたのがこれならば

やはり孤独でいた方が

二人にとって幸せだった


きっともう あの頃のように

二人は独りに戻れない


それでも 生きていく


(がん)()(がら)めにしあう不幸を

幸福だと誤認したまま

ヒルガオ(英名:bind weed)

ヒルガオ科ヒルガオ属の花。別名、コシカ(鼓子花)、アオイカズラ(葵蔓)。七月から八月にかけて、淡紅色の花を咲かせる。原産地は、日本、朝鮮半島、中国。花言葉は、絆、拘束する、親しいつき合い、情事。


 以上、第二十九回「昼顔」の解説でした! 前回から次回までのある法則付けと、花言葉「拘束する」から作ってみました。

 前回の投稿が二〇一六年十一月のことなので、三ヶ月くらい更新してなかったんですね……お待たせして、申し訳ないです。二〇一六年十二月には作成できていたのですが、現実でちょっと色々あったのと、原産地が載っている本が見つからなかったのとで、遅くなってしまいました。もう、とりあえず本は諦めて、ネット情報を頼りにしてしまったのが悔やまれます。載っている本が見つかったら、そっちを信用したいと思っています。

 それはそれとして。

 この詩は、私と、私の腐れ縁の幼馴染みをモデルにしています。今はもう、嫌いで嫌いで仕方ない相手だけれど、そうではないときもあったんですよね。

 それから、実はこれが前回の「朝顔」だったんです。でも、何かアサガオらしくないかなって思って、こっちに変更しました。

 次回で三十回目、そしていつの間にか第一回を投稿してから一年が過ぎました。ここまで書き続けられるとは思っていなかったので、何だか驚きです。

 またペースは落ちますが、どうかまた読んでいただけると嬉しいです。

 それでは。また次回、お目にかかれることを願って。

――――――――――

改稿情報

 二〇一七年三月十四日、後書きの解説に加筆・修正を行いました。別名と原産地が載っている本を見つけたので、そちらの情報を元にしています。

――――――――――

参考資料

・中山草司監修『花言葉物語 贈る花に想いをこめて』、永岡書店、[一九九〇年]

・木村陽二郎監修、植物文化研究会・雅麗編『図説 花と木の大事典』、柏書房、一九九六年

・『総合百科事典ポプラディア 8巻』、ポプラ社、二〇〇二年

・日外アソシエーツ編集部編『植物レファレンス事典』、日外アソシエーツ、二〇〇四年

・二宮孝嗣著『美しい花言葉・花図鑑 彩りと物語を楽しむ』、ナツメ社、二〇一五年

・「みんなの花図鑑-ヒルガオ[昼顔]」、https://minhana.net/wiki/%E3%83%92%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%82%AA、最終アクセス二〇一七年二月八日

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