朝顔
挿絵が入っています。
ワタシが目を覚ましたとき
一番に見る顔が あなたでありますように
そう願いながら 目を閉じたの
暗い夜は不安になる
この世界に独りきり
そんな気がしてしまうから
独りは嫌い
寂しいのは嫌い
暗いのが嫌い
だから 夜が嫌い
ワタシが目を覚ますとき
あなたはそこにいるのかしら
ワタシを見て 微笑んでくれるかしら
どんな言葉を 囁いてくれるのかしら
太陽が好き
明るいのが好き
あなたが好き
だから 朝が好き
大好きな あなたに会えるから
ねえ この目を開けたとき
一番に見るのはどんなあなた?
大好きなあなたのいろんな表情
考えながら 目を閉じた
アサガオ(英名:morning glory)
ヒルガオ科ファルビティス属の花。別名、ニホンアサガオ、ケンゴシ(牽牛子)。七月から九月にかけて、白色や赤色や青色などの花を咲かせる。原産地は、亜熱帯アジア、熱帯アメリカ。花言葉は、はかない恋、平静、結びつき。
以上、第二十八回「朝顔」の解説でした! 今回は、花の名前重視でしょうかね。
十一月に入って初めての更新ですが、実は前々からこの花で書くこと自体は決めていました。ただ、予想外に難しかったのです。今回のテーマは、“あくまでも、さわやかに!”。しかし、それを意識すればするほど、重いものに変わってしまいます。どうにか私なりに“さわやか”を、追求はしました。
今回の詩は、私自身が納得できる代物ではありません。そんなものを載せるのかと思われる方もいるかもしれませんが、それでも、これが私の精一杯なのだと思います。
さて、この作品の節目節目に関連性を持たせるのが好きな私のことですので、次にくる花は何か、わかる方もいるでしょう。そして、それが何かということは、第三十回を飾る花もきっと見当はつくことでしょう。アサガオ、とくれば――です。
それでは、また次回でお目にかかれますように。
――――――――――
改稿情報
二〇二一年九月五日、挿絵を入れました。絵は、Twitterで依頼したチム子様が描いてくださいました。転載・使用はご遠慮ください。
――――――――――
参考資料
・浜田豊著『花の名前 —由来でわかる 花屋さんの花・身近な花522種—』、婦人生活社、[二〇〇〇年]
・金田初代文、金田洋一郎写真『持ち歩き! 花の事典970種 知りたい花の名前がわかる』、西東社、[二〇一五年]




