花詩集

梔子

私は幸せ者ね

だって

愛するあなたが隣にいるのだもの

どんなに暗い夜だって

あなたがいれば寂しくないわ

隣にあなたがいること

これはきっと

奇跡のような偶然で

あなたがここにいることに

あなたがここにいてくれることに

私は全てに感謝したいの

愛するあなた

たとえ私達

いつか散り散りになるとしても

今この瞬間の幸福だけは

分かち合っていたいのよ

ねえ　愛しいあなた

これだけは忘れないで

あなたがいれば

私　とても幸せよ

あなたがいる　それだけで

私にとっては美しい日々になるのだから

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ガーデニア（英名：gardenia、common gardenia）

アカネ科ガーデニア属の花。別名、クチナシ（梔子）。六月から七月にかけて、白色や黄色の花を咲かせる。原産地は、インドシナ、中国、台湾、日本。花言葉は、私は幸せもの、美しい日々、とても幸せです。

　以上、第二十六回「梔子」の解説でした！　今回は、「次の題材にする花に悩んでるんだよねぇ」といった旨のことを口にしたら、友人から「じゃあ、クチナシで書いて！」とリクエストがあったので、それを受けつつ花言葉を重視して書きました。それにしても、クチナシの花言葉総動員して書くなんて……我ながら欲張りですねぇ。

　あなたといればそれだけで幸せ――言ってみたいし、言われたい言葉です。

　それでは、今回はこの辺で。また読んでいただけると嬉しいです！

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参考資料

・浜田豊著『花の名前　—由来でわかる　花屋さんの花・身近な花522種—』、婦人生活社、［二〇〇〇年］

・金田初代文、金田洋一郎写真『持ち歩き！　花の事典970種　知りたい花の名前がわかる』、西東社、［二〇一五年］