向日葵
愛しい方
どうして こんなにも遠い
手を伸ばしても届かず
呼んでも応えてくれず
どこまでも どこまでも
愛しいあなたとは繋がらない
目で追うだけの日々
こんなにも想っているのに
本当は わかっているの
あなたは誰か一人のものではない
あなたはこの世界を照らす光
だから
私のものになど なれるはずがない
それでも 手にできないとわかっても
あなたに触れたい
あなたを見ていたい
今日も私はあなたを見上げる
誇らしく輝くあなただけを
ひたすらに追いながら
ヒマワリ(英名:sunflower)
キク科ヘリアンサス属の花。別名、ニチリンソウ(日輪草)。六月から十月にかけて、黄色や赤褐色や緑黄色の花を咲かせる。原産地は、メキシコ、北アメリカ中西部。花言葉は、あこがれ、高貴な心。
以上、第二十二回「向日葵」の解説でした! 今回は、花名の漢字と、花言葉「あこがれ」重視ですね。それから、昔読んだ「花ものがたり」を思い出して書いてみました。
確かその「花ものがたり」の中では、ヒマワリは水の精が変化した姿だと書かれていましたね。空を馬車で駆ける太陽の神に一目惚れしてしまい、食事さえも忘れて立ち続けていた彼女は、いつしか大輪のヒマワリの花に姿を変えていた――みたいな感じの話でした、多分。
昔は黄色が好きだったので、黄色い花の代表格であるヒマワリが大好きでした。でも、ヒマワリの咲く夏は大嫌いです。汗かきには、この季節はつらいのです。
というわけで、今回はこの辺で。
読んでいただきありがとうございます。また引き続き読んでいただけると嬉しいです。
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参考資料
・浜田豊著『花の名前 —由来でわかる 花屋さんの花・身近な花522種—』、婦人生活社、[二〇〇〇年]
・金田初代文、金田洋一郎写真『持ち歩き! 花の事典970種 知りたい花の名前がわかる』、西東社、[二〇一五年]




