朝鮮薊
誰かを想う度
この心は 何度も何度も傷を負う
誰かにわかってほしいのに
誰にもわかってもらえない
その繰り返しに
慣れることはないまま
同じ場所を傷付けていく
それでも 誰かを求める
傷付くことを知っているのに
誰もいない寂しさよりも
誰も求めない虚しさよりも
傷付く心に宿る あたたかさを知っているから
何度も何度も 傷を負い
それでもここにいる
傷付くことから 目を背けはしない
この心を抱いたまま
歩き続ける
だから
こんな私でもいいですか?
そばにおいてくれますか?
アーティチョーク(英名:artichoke、globe artichoke)
キク科チョウセンアザミ属の花。別名、チョウセンアザミ(朝鮮薊)。六月に、明るい青紫色の花を咲かせる。原産地は、地中海沿岸、カナリア諸島。花言葉は、そばにおいて、傷つく心。
以上、第二十一回「朝鮮薊」もといアーティチョークの解説でした! 今回は、花言葉重視でしょうか。
そういえば、確かこのアーティチョークって、食べられるらしいですね。若い蕾だったかな、確か食用だった気がします。
ていうか、“朝鮮”って付くのに、原産地はヨーロッパなんですね。地中海って、ヨーロッパですよね? 地理苦手だから、わかんないですけど。ちゃんと勉強しないとですね……。
では、今回はこの辺で。
読んでいただきありがとうございます。また読んでいただけると嬉しいです。
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参考資料
・浜田豊著『花の名前 —由来でわかる 花屋さんの花・身近な花522種—』、婦人生活社、[二〇〇〇年]
・金田初代文、金田洋一郎写真『持ち歩き! 花の事典970種 知りたい花の名前がわかる』、西東社、[二〇一五年]




