瑠璃苦菜
いつも一緒の僕達だった
おもちゃで遊ぶのも
本を読むのも
きみと僕 二人はいつも一緒だった
それなのに
最近のきみは何だか変で
僕と話す度
何だか素っ気なくて
もしかして僕は
きみに何かをしたのだろうか
無意識のうちに
きみを怒らせたりしたのだろうか
そんな心配ばかりが
不安を育てていくようだ
突然におしゃれになって
突然に綺麗になって
そんなきみに
正直ついていけていない僕は
置いてけぼりを食らった子どものようだ
ねえ どうしたの?
何があったの?
そんなに綺麗になられたら
僕はどうしていいかわからない
どんな目できみを見ていいかわからない
僕はまだ知らない
この揺れる感情の名前を
カタナンケ(英名:Catananche)
キク科カタナンケ属の花。別名、ルリニガナ(瑠璃苦菜)。六月から七月にかけて、白色や紫色の花を咲かせる。原産地は、ヨーロッパ西部。花言葉は、揺れる心。
以上、第十回「瑠璃苦菜」の説明でした。和名を重視し、少し花言葉も織り交ぜてみたつもりです。
前回の「紅苦菜」と少しでも対になれていればと思うのですが。どうでしょうか?
というか、目標を早くも達成してしまいましたよ。じゃあ、とりあえず次は二十回目を目指します!
引き続き、読んでいただけると嬉しいです。
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参考資料
・植村猶行監修『花の名前 ポケット事典』、日本放送出版協会、一九九五年
・金田初代文、金田洋一郎写真『持ち歩き! 花の事典970種 知りたい花の名前がわかる』、西東社、[二〇一五年]




