楽するダイエット
増やすのではなく減らしてみよう。(提案)
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大事な観点は「内臓の疲弊」に対する省み。
人間の身体は本来、健康的に引き締まった“最良最適な状態”をなるべく保とうとする働きがある。
もし不健康に肥え太ってしまっているというなら、それは身体の代謝容量を超えて負荷をかけすぎてしまっているから。それも短期ではなく五年、十年、二十年という長期に渡って。
さて、この内臓の疲弊、健康的代謝力の衰弱、という観点に立った場合、よくあるダイエット法として言われやすい「運動する」「ジョギング(走りこみ)する」「筋トレして基礎代謝の向上を」これら、果たして身体の負担を増やす行為でしょうか減らす行為でしょうか?
疲弊が積み重なった結果による「タガのゆるみ」をとうとう誤魔化しきれなくなった破綻の様こそが現状だと省みたならば、そこにさらに出力を増す行為をやってしまって本当に問題ないものでしょうか? 出力を減らし、入力の必要量も減らし、全体の処理負荷を軽減することがまず優先すべき第一ステップではないでしょうか。
他ポイント。
・寝る時間を増やす。
・水ものからカロリーを摂らない。
お酒は常飲しない習慣が大切。よほどの肉体的重労働であれば別だが、本当にあなたにとって必要ですか?
ジュースは濃すぎる。手軽に量を摂取できすぎてしまう。たとえば同じカロリー量を実で食べようとした場合の手間と比較してみれば分かりやすい。
牛乳は必ずしも良手ではない。かつて戦後復興期に栄養欠乏していた子供たちになんとか少しでも栄養補充してあげようとした際の生産・流通的観点からひねり出された妥協的次善策にすぎない。それ自体にはとても感謝すべきものだけれど、今現在の大人にとって日常摂取することが適切とは限らない。そして乳製品の栄養が欲しければ液体の乳ではなくヨーグルトやチーズ、バターなど固形性のより高いものから摂取すればいい。
・米食なら胚芽付き(残し)精米を。(ビタミンB1は大切)
・豆くえ、まめぇー。(しいて言うならタンパク質を重視しましょう)
血行を促進する程度の軽い運動、ストレッチングや体操などは有効であることも確か。
ただし運動するための時間を無理してひねり出すくらいなら、その時間で寝てしまった方がいい。
(――手記はここで途切れている)