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若い事は良い事だ

 朝である。

『明けない夜はない』、と有名人が言ってたな。

 飯無し、風呂無し、寝床無しでもちゃんと朝は来る。

 昨日はそんな状態でもよく寝れた。

 我ながらどんな神経してるのかと、自分を疑いたくなる。


 まずは顔を洗って、魔石の換金に行こう。

 その後、飯→狩り→ローブ購入だな。


 井戸で水を汲み、顔を洗おうとして固まった。



「誰だ、これは」



 水面にうつるのは10代中ごろ~後半の、綺麗な顔立ちな少年~青年位の顔だった。

 これ、ゲームのヒューマンメイジだな。

 まんま同じではないものの、やってた人ならすぐわかるレベルで似ていた。

 だから若く見えて、坊主だとか言われてたのか。ちょっと前まで40代だったのに、違和感が凄いな。


 でも冴えないおっさんよりも、こっちのが良いかな?

 別段元の顔が大好きナルシストではない。

 年齢も見た目通りなのだろう。おかげで走っても全然息切れしなかったし。

 これなら彼女が出来たり、ワンチャンあるかも!?


 俺はウキウキしながら、換金へ向かった。





~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





 良し、魔石溜まったぞ!!!

 ようやく飯の肉串にありつき、狩りへ行き昼過ぎぐらいには、目標の個数迄魔石を貯める事が出来た。

 身体が動く事を自覚してから、かなり効率的だったな。

 ウサギなぞ、恐るるに足らず!


 ご機嫌でローブを購入しに戻ろうと思ったが、ふと気になった事がある。


 (俺、まだ魔法使えないけど、ローブ買う意味あるのかな)


 魔法を使えない魔法使いが、魔法詠唱速度+のローブ買ってどうするのかと。

 初期魔法すら使えないって、戦士系の職業の方が圧倒的有利じゃない??

 何が駄目なんだろう・・・詠唱なのか?それともゲームと違い、杖が無いと使えないとか。

 考えてもわからん・・・。


 あっ!神父さん!!


 完全に忘れてた・・・。 

 その辺の人に聞いても良いかもしれんが、やはり同職?に聞く方が確実だろう。

 もっと早く聞けば良かった。

 そういえば、スキルは神殿で教わって、使えるようになるんだったな。

 現実でもそうなのか?確認の為にもいざ教会へ!


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