現代とのお別れ
これが初投稿で、今まで書き物をした事もありません。
無謀な行いなのは十分承知しております。
今まで他の方の作品で沢山楽しませて頂いたので、皆様にお読み頂き少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
拙い文章になりますが、宜しくお願いします。
この話は冴えない40歳の男が、大好きなMMOの様な世界に転生し、自分の思うまま行動していく物語です。
「いらっしゃいませ~」
今は金曜日の21時。ここ居酒屋の稼ぎ時である週末だ。
雇われ店長(自分)一人に、他は大学生~20前半のバイトで成り立っている。
やる気のあるバイトが多く、気持ちよく接客してくれる良い娘ばかりだ。
別に男が嫌いなわけでも、男性バイトが居ないわけではない。
ただ、独身のおっさんとしては、女の子が多い方がやる気も出るってもんだ。お客様もおっさん多めだし喜んでくれているのだろう。
「店長。御予約の山﨑様、鰐淵様が来店されました!」
「ん。5卓下げ物終わってるから山﨑様ご案内を。11卓は未だから、鰐淵様には少しお待ち頂いて」
「はい!中村さ~ん、11卓バッシングお願い!」
楽しい職場だが、いかんせん疲れてきた。接客業が大好きだから、今の職場に努めてるわけだが休みが欲しい。
バイトの休憩を優先してると、自分が休憩出来ず。
シフトも人件費を考えると、自分の勤務を長く、休みを少なく・・・なんてしてると連勤地獄に陥る。
いかん、少し目まいがしてきた。
ただ営業時間は深夜1時迄。
このくそ忙しのに、休んでる場合ではない。
早く注文を頂きにいかねば。
今月こそは、東日本一番の売上を叩き出すのだ!
しかし・・・ダメだ。気持ち悪い。バイトにひと声かけ、少し裏へ行こう。
あれ、停電か?目の前が真っ暗だ。賑やかな店内が静かになってる。
「え、店長!大丈夫ですか!?ちょっと誰か来て!!」
ここで俺の意識は途切れた。