#005 レオサの柱で冒険の旅立ち！
城内での戦闘から3日が経ち、ヒデオは目を覚ました。
胴体を持ち上げて左側を見ると、突然、妹が飛び乗ってきた。
「お兄ちゃんー～！！」
彼女は、彼が彼女を抱きしめて頭に手を当て、謝ってくれたことに喜びの涙を流す。
「心配させてすまない、カヤ……」
「本当に謝ったほうがいいよ、このバカお兄ちゃん！」と涙ながらに答えてくれた。
2人が微笑むと、カヤ姫がコメントした。
「二度と私を置いて行かないでください……お兄ちゃん」
そして、もう二度と離れないと誓い、頷いた。
そこに姫の召使いが宿舎に現れ、兄の着替えのために部屋を出るようにと言ったのです。
嫌だと言い張る彼女に、ヒデオは「服を着せてあげれば、その頃にはまた一緒にいられる」と話しかけた。
姫は少し不機嫌そうに帰っていったが、ヒデオは静かに着替えをすることになった。
着替えを済ませると、すぐにダイニングルームに向かった。
部屋の中央に25人が座れるテーブルがあり、巨大な窓がある大きな部屋だった。
部屋に入ると、父と姉とラリッサがすでにテーブルで食事をしていた。
彼は自分の居場所、妹の隣に座り、食べ始めた。3日間何も食べていなかったので、胃が食べ物を欲しがっていたのだ。
夕食が終わると、彼は30種類の料理を食べ終え、何も残さない。
ラリッサが彼の食欲についてコメントすると、テーブルのみんなが笑い始め、父親が「もっと欲しいか」と言い始めたが、彼は「もう大丈夫だから、いらない」と答えた。妹は許可を得てテーブルから立ち上がったので、兄に「一緒に遊びに行こうか」と声をかけた。
また、立ち上がる許可を得たので、立ち上がり、妹の質問に手を頭の上にのせて答え、微笑んだ。
「今はダメだ カヤ……ママに話してくるじゃあ、部屋で会いましょう……いいだろう？」
姫は首をかしげながら、寝室で待つことに異論を唱えた。
その時、ヒデオは母親の部屋まで歩いていき、再び手を伸ばしてその扉を開けた。
「ママ……いい？」と尋ねると、彼は入ってきた。
「息子よ……どうした？」と質問された。
彼はベッドの上で彼女の隣に座り、食卓や庭でみんなと一緒にいたいか、力の制御が効かない日常生活に戻りたいかと尋ねた。
彼女は驚き、涙を流しながら、「はい」と答えた。
ヒデオは彼女の周りに手を伸ばし、右手の人差し指で、制御不能な力を封じる魔法をかけた。
また暴走しないように、20のレイヤー（障壁）を置いて、母親の力をコントロールすることにした。
「ママ、今どんな気持ち？」と、魔法をかけ終わった後に聞いてきました。
「ヒデオ、あたしに何をしたんだ？」という問いかけに、彼女は答えた。
そのための説明は長くなるので、ヒデオは要約だけにとどめることにした。
「ママ、あなたの力を20層に封じ込めたから手に負えなくなったのよ」
彼女は彼にハグしてくれと頼んだ。
彼はまさにその通り、彼女をハグし、さらにいつか彼女が力を得るために失った目を取り戻すと約束したのだ。
その後、彼は帰って妹の部屋へ行き、妹はそこで彼を待っている。
ドアをノックして中に入ると、すぐに妹が服を脱いでいるのが見え、妹は顔を真っ赤にして謝り、またドアを閉めた。
しばらくして、彼女は恥ずかしそうに、少しドアを開けた。
「このバカ～……なんでノックしないの？」
「わ…わっ…私は……ノックしたぞ……」と、ヒデオは少し緊張した面持ちで答えた。
「嘘つき！」カヤ姫は、恥ずかしそうにしながらも、緊張した面持ちでこう言った。
「違うよ！本当は大切なことを伝えたかったんです!入ってもいいですか？」と、彼女がドアを開けると、彼ははっきりと言った。
ヒデオは、今度は妹の許可を得て、再び部屋に入った。
二人は彼女の部屋にある小さなソファーに座り、話をしながらお茶を飲んだ。
「おっ…お前は何を言いたかったんだ？」と恥ずかしそうに聞いてきた。
「さて、どう説明しようかな……」と述べている。
「言ってみろ！失速するな！」と、高貴な姫君は言った。
「明日、ピラーに行くんだって言いに来たんだ。何か見つけたいんだ。そうすれば、もっといい気分になれると思うんだ。心配させたくないから、ここに言いに来たんだ」彼女に状況を説明した。
彼女は拗ねたように顔を向けることにして、片隅で兄の方を見た。
彼女は無意識に「いいよ、行っていいよ」と言っていた。
しかし、彼は姉が本当のことを言っていないのだと思い、受け入れて宿舎を後にした。
宿舎で横になり、気がついたら朝になっていた。
「もう朝だよ！」と、寝不足で目の下にクマができた彼は叫んだ。
やがて服を着て、朝食をとりに1階へ降りた。
驚いたことに、母親のジョイアンナをはじめ、家族全員が参加していた。
全員、おはようございますと挨拶をして、食事を始めた。
今朝はいつもと違って、幸せいっぱいの朝だったが、カヤ姫がヒデオが柱に行くという話をしてから、やがて雰囲気が悪くなった。
天皇は両手をテーブルに叩きつけ、高揚した気分になって、自分は行かないで城のそばにいると言い始めた。
しかし、妻は彼の理性を遮り、自分がかつてヒデオに助けられたように、それも彼が彼女の力を何重にも封印し、こうして彼女が暴走せずに力を発揮できる量のシヒを使ったのだと、行ってもいいと絶叫するのだった。
天皇はそのまま席を立ち、ヒデオに「一緒に庭に行こう」と言った。
二人は皇族の神聖な場所に行き、天皇陛下自ら説明された。
「ジョイアンナと話したが、一度だけでなく二度も彼女を救ったので、屋敷を提供することにする」
「え？…えぇぇぇ？！邸宅なのか！？」ヒデオは驚いて問い詰めた。
「そうだ。でも、あそこで高揚していたことを君に謝りたいんだ 君が強いのは知っている、でも我がカヤを失いそうになったように君を失いたくないこともよく知っている」 彼女は彼を抱きしめながら説明した。
父親の言う「カヤを失いかけた」の意味が分からなかったが、聞く気にもならなかった。二人は中に戻り、ヒデオは帰る支度をした。
しかし、城の扉のそばからカヤ姫が近づいてきて、「一緒に連れて行ってください」と頼んだが断られたので、カヤ姫に「この冒険から帰ってきたら、親が許してくれたら一緒に連れて行く」と説明したところ、「一緒に連れて行く」と言われた。
城の外に出て、町を歩いた。持ってきたのは、商人のために街中で装備を買うことにしたため、お金だけだった。
首都圏にこれほど 多くの人種がいることに驚いたという。
しかし、それ以上に驚いたのは、そこにいる奴隷の多さであった。
バーやレストラン、商店が並ぶ大通りで、見知らぬ女性がぶつかってきた。
背もたれがあるにもかかわらず、彼女は進んでいく。
ヒデオが振り返ると、赤みがかった血色のよい大きな髪が左右に揺れていた。
彼は何を感じたのか説明できず、ただ自分が美しい人間であることを知った。
彼は道を歩き続け、ふとある店の前で立ち止まると、ピンク色で裏側と腕の袖が同じように波打っていて、胸元に赤いクリスタルの丸がついたお姫様ドレスが目に飛び込んできました。
彼は喜び、帰国する日まで予約しておくことにした。
妹さんへのプレゼントになるので。
彼は店に入り、店主に「帰るまでその服を預かってほしい」と頼んだが、店主は受け入れなかった。
店を出て行けと脅すと、ヒデオは、店を続けたいならそうしろ、さもなければ天皇を呼んで店をたたむぞと問い詰めた。
その時初めて、商人はヒデオが天皇の息子であることに気づき、そこから態度を変えて、片手を上げて嬉しそうに「予約しておく」と言った。
そこで、ヒデオは予約金として金貨を渡した。
彼は店を出て歩き続けた。
その後、魔法器具の店を見つけ、そこに入った。
つまり、白魔術ですでに回復している傷を、わずか2秒で治すことができるのだ。
また、太陽の力を持つ剣を見つけた。
つまり、火そのものではないが、はるかに強く、オレンジ色の濃淡のある黒い炎で、その剣は「天照大神」と呼ばれる。
値段は金貨5枚程度、コートは金貨3枚程度です。
ヒデオは高いと思い、合計 6枚の金貨で交渉しようとしたが、断られた。
一日中交渉していてもいいのだが、あまり時間を無駄にしたくなかったので、金貨8枚を支払うことにした。
商人はお礼を言って、また来てくださいと言った。
その時、ヒデオはすでにコートを着て出てきた。
足まで隠れるほどのコートである。首周りに毛皮がついたジャケットで、あとはダメージ軽減と再生ができるように特殊な素材でできています。
色はグレーの黒で、その真ん中に赤でいくつかのルーンが描かれています。
一方、剣は腰のベルトとズボンの間に挟んでいた。
これで、まだ金貨は351枚残っている。
すでにレオサの柱に続く通りで、集団が現れて追い詰められたが、強盗をしてから殺すと言われながら、ため息をつくだけだった。
と思いながら、そろそろ新兵器を試してみようかと、その前にジャケットの耐久性や強度を試してみようと言ったのだ。
その時、彼は一行に「全力で攻撃しろ」と言った。
しかし、ヒデオは微動だにせず、傷もすぐに治った。
次は自分の番だと思い、今度は剣で試しにやってみることにした。
彼のパワーでやると街の半分が消えてしまうので、攻撃はあまり強力にしない。
そこで、グループだけに少しでも影響が出るようにと、5分の1のパワーを使うことにした。
一瞬のうちに剣はオレンジ色の線が入った黒い炎に包まれ、攻撃している一人に向かって伸び、ヒデオは腕で攻撃の方向を操作して他の人に影響を与え、その衝撃は大きく、思わず何軒かの家を壊してしまった。
戦いの末、一行は行動を改め、彼について行くかと尋ねたが断られた。
しかし、ヒデオは彼のために働かないかと提案し、一行はそれを受け入れた。
一行の最初の任務は、街の奴隷制を廃止することで、その代わりに彼は毎月末に金貨を支払うというものであった。
それならばと、彼はレオサの柱までの道のりを歩いた。
