ペチュニア
チチチチチチチチチチ、
「リン、朝だぞ、朝食はどうするんだ?」
「う〜〜ん。。。。パンがあるから、、今日は簡単に。。」
「そうか、、リン、、昨日は口出しをしなかったが。。。」
「うん、、、分かってるよ。
大丈夫、人は信用しすぎてはいけない、
もう、あんな思いしたくないしね。。。。」
「分かっているならいい、、、
もう、あんなリンはみたくないからな。」
「目立たないように、普通に過ごして、ただ傷つけられず一人でいられるように。。」
「リン。
(一人ぼっちは嫌なのに強がって、、、、誰か心から信用し寄り添ってくれる人間がいれば、、、、)
さぁ、朝食にしよう」
「そうだね、遅刻したくないし」
電車はすいていた。満員電車だったら絶対吐き気がしていただろう
「(テル大丈夫?ごめんね隠れてもらって、、、)」
「(大丈夫だ リンがきちんとしてるから居心地がいいぞ)」
「(もうすぐだから、、)」
おはよ〜 課題やった?? あの先生って単位くれんのかなー この後合コンいかない???
「朝からみんな元気だ。」
「さすが大学生、、、」
「いや、リンもだぞ、、?」
「なんのこと私はおばあちゃんだよ〜」
「まったく、急いで大人になろうとしなくていいのにな」
「別に急いでなんてないもん」
「おはよ〜歌寿夜」「あの課題やったか?」
後ろから聞いたことがある名前が聴こえてきて振り向いたら
「あ、、、あの人、、、」
「あぁ、昨日の奴じゃないか、声をかけんでいいのか?」
「別にいいよ 友達いるみたいだし、無理に関わる理由はないし」
「、、、でも、まだ歌ってないぞ?」
「う、、テルまで。 さぁーて教室で席とっておかなきゃ〜、、、」
その日は、何事もなく過ごした。何もなさすぎて不気味なほどに、、
「さてと、テル帰ろっか、、、?
今日は、スーパーに行って買い出ししないと、(よいしょっ)」
「そうだな、久しぶりにゆっくりと話しながら帰ってもいいしな。。」
「うん、こうやってのんびりしながら帰るのも久しぶりだもんね」
「さ、今日の夕食はどうするんだ??」
この前買ったステーキ肉があるから
『野菜たっぷりのステーキ丼』にしようかなって考えてる」
「おぉ、うまそうじゃないか、野菜は大切だからな」(ウンウン)
「うん、じゃあスーパーで野菜を買い足して夕食つくらなくちゃ、あとちょっと掃除をしておきたいな、洗濯もしちゃいたい」
「、、リン、、、いつでも嫁にいって平気だぞ」
「ふぇ??そんな相手いないよ?さ、早く帰ってゆっくりする時間もつくらなくちゃ!忙しい〜」
「、、、ある意味主婦っぽいと言っているのだが、気づかないならよいか、
さっさと電車に乗ればそんなに人はいない時間なんじゃないか?」
あ、本当だ、さっすがテル〜、
私は主婦じゃないけどねぇ〜」
「おや、気づいておったか、
まっそんなことよりさっさと帰るぞ〜」
「テルは肩にいるだけでしょ?まぁいいけど」
「ただいま〜」
「おかえり、
リンそれじゃあいろいろすませるか?」
「うん順序よくね、
先に洗濯機まわして、夕食つくって食べて洗濯物乾かして、掃除して、ちょっとテルとゆっくり休憩かな」
「おう、じゃあ家にはいっておくぞ?」
「うん、バタバタするからね、ありがとう」
「いいや?ドジって転ばんようにな?」
テキパキ、、、ガー、、、ゴトゴト、、、
「おまたせ、テル、夕食一緒に食べよう?」
「あぁ、お疲れさん、美味しそうじゃないか?」
「そうかな、でも、そう言ってもらえるのは嬉しい」
「じゃ我輩はひまわりの種を、、」
「よし、じゃあいただきます」
「カリカリカリカリカリカリカリカリカリ」
「うん、まぁまぁかな、、モグモグ、、
ん、ごちそうさま、よし、さっさと掃除終わらせちゃおっと」ガサゴソ、
「リン あまりやりすぎて明日に響かないようにな、、、?」
「うん、そろそろ終わるね、、
ここを移動させていて、、っと
よし、終了っと。。」
「お疲れさん、すこしスッキリしたな」
「うん、これで明日の準備も終わってるしココアでも飲みながらゆっくりする時間にしよっか」
「そうだなゆったりする時間もいい、最近はバタバタしていたしな」
「じゃあ、さっそくココア、ココア〜〜」
「相変わらずの甘党だな〜」
「甘いものは癒しだからね。。」
「昔から、辛いものは苦手だもんな、猫舌だし、お菓子は大好きだし、、、お子ちゃま」
「う。。。。別にお子ちゃまでいいし」
「大人になりたいって言ったりお子ちゃまでいいと言ったりいそがしいやっちゃなまったく」
「楽しいからいいの〜人生なんて楽しんでなんぼでしょ? よし、できた。 ソファーにいこ」
「まったく、で、リンはあのオスをどう思う?」
「あのオスって、、この前の歌ってた人?」
「そうだ、よくわかったな。
人間を覚えておくのは苦手なくせに」
「別にたまたま、
そんな関わった人いないし、歌が印象に残ってただけだし、そんな驚くことじゃないでしょ?」
『(あのオスってのは癪だが、少しは人間に対して興味を持ち始めたのかもしれないな。。。。。)
「まぁ、あやつのことはどう思う??」
「どうって歌が綺麗な人、どこか、寂しそうな、、、何かを恐れているような、って感じかな。。」
「そうか、リンあやつに歌を聞かせてもいいのではないか??」
「どうして?テルは聞かせた方がいいって思うの?」
「まぁ、不可抗力とはいえ、歌を聞いたのだからこちらもお返しをせんと借りみたくなってしまうぞ?」
「う、私がその言葉に弱いって知ってて。恨むぞ。。」
「盗み聞きみたくってしまったんだ、同じ環境を作ればいいのではないか?」
「う、、まぁ聞かれてるっておもうよりもいいけどね。。。」
「なら我輩が呼んでくるからリンは好きなだけ歌えばいい」
「、、わかったよ、、歌うよ!!」
「よし、そうと決まればさっさと寝て歌うぞ!」
「え。明日!?実行日明日なの!?」
「早い方が良かろう?
ダラダラひきづるよりも」
「う、それはそうだけど。。。」
「そうと決まれば実行だ!」
「言い出したらとまらないんだから。。。
はいはいさっさと終わらせちゃえばいいんでしょ?」
「そうだなってことでおやすみリン!!!」
「はいはい、、おやすみなさい。。」
ペチュニア(衝羽根朝顔)ウェーブしながら広がる花はまるで朝顔のよう。
花言葉「あなたがそばにいると…」「変化に富む」「あなたと一緒なら心が…」「心のやすらぎ「心がなごむ」「あなたと一緒にいると…」「変化」
ペチュニアはブラジルのグアラニ語でタバコを意味する。同じナス科で花の姿が似ているとされているためだが、花言葉の「心を鎮めてくれる」という花言葉もタバコにちなんでいるのだろう。
南アメリカ原産で、日本にはヨーロッパを経由して、江戸末期に渡来が気候風土に合わず人気はいまいちだった。1986年日本の洋酒メーカーが発表した新品種「サフィニア」は熱狂的に迎えられた。世界中でペチュニアの改良に熱いのも日本だと言われている。
日本には「衝羽根朝顔」の名もある。
分類:ナス科ペチュニア属
原産地:ブラジル、アルゼンチン(ラ・プラタ河流域)
開花時期:5〜6月
花色:赤、ピンク、オレンジ、黄色、青、紫、白
香り:なし