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夜桜〜花は咲かない〜  作者: 夢森椿姫
2/4

ユーカリ

ピピピピピ。。

「うるさい。ん、、朝か。ご飯用意しなくちゃ。。。」

..zzzZZZZZZZZZ

「お弁当の用意もして、今日は授業だし色々用意しないと」

「リン、、おはよう、、」

「テル おはようまだちょっと眠そうだね。

はい、朝ごはんどーぞ」

「すまない。今日は寝坊したぞ。。」

「けっこう寝坊しますけどね〜」(ガサゴソ)

「よし、準備おk、 テル、行こうか??」

「あぁ、我輩も用意できたぞ」

今日はいつもより天気がよかった。こんな日は少しぐらいいい出会いとかがあるかもしれない。。」

「相変わらずすごい人だね。。 学校のキャンパスも大きいから気をつけないと迷子になりそう」

「まぁ、リンならありうるな 方向音痴だしな」

「ぅ、、、な、なんのことかなー、、あぁ、、次はここ行かなくちゃ〜〜〜(棒)」

「まったく、、迷うなよ?」

「。。歌いたい。。」

「また急だな!? まったく、、、人がいないところでならいいんじゃないか?」

「うん、、、

旧校舎ってのがあるから、そこに行こう」

「大好きな歌を好きなだけ歌えばいい。

我輩はリンの歌声は好きだぞ」

「、、、、、、ここらへんでいいかな、、、」

〜〜♪♬♩〜〜

「リン、先客がいるようだぞ?」

「本当だ、、、綺麗な歌声、、誰かが歌ってるのかな、、、」

「リン、みにいくのか??」

「大丈夫、遠くなら。。」



優しい歌声が聞こえる。どこか悲しそうな、

どこか、寂しそうな歌声が

いったい誰が歌ってるのか

歌声の主は誰なのか知りたい


「あ、、、ここだ」

〜〜♬♪♩♩〜〜

「すごくきれい。。暖かい。。」

ガタ

〜〜♩♬♫♩〜〜

「、、誰だ、、?」

「あっ、えっと、その、、ご、ごめんなさい、、」

「いや、大丈夫だが、誰だ?」

「、、ひ、人に名前を聞くなら、自分からじゃなくて、?」

「、、覗き見してたくせに」

「うぐ、、」

「まぁ、いいや俺は歌寿夜、鬼神(おにがみ) 歌寿夜(かずや)だ。」

「わ、私は葉桜(はざくら) (まい)で、この子は、テル、、、」(キーキー)

「葉桜か、で、ここでなにしてたんだ?まさか覗きの趣味でも?」

「ち、違います。ちょっと旧校舎に来たら歌声が聞こえて、、ってなんでタメ口。。。」

「いや、お前も一年だろ? オリエンテーションの時ぶつかっただろ?」

「え、、そうだっけ、、、?(人間に興味なくて覚えてなかった)(ボソ)」

「ボソって言っても聞こえてるっての(ボソ)」「んまぁ、いいやあらためてよろしく葉桜」

「、、こちらこそ、と言っておく鬼神さん」

「さん付けか、まぁいいけど、で、俺の歌聴いたんだからそっちは何かやんないのか?」

「な、、、なんで、、、」

「リンになにかを求めるとは図々しいぞ!!」(キーキーキー!!!!)

「俺だけってのはフェアじゃねーだろ?お前もなにか得意なものを」

「私はいい、、人に聞かせるような歌声じゃない」

「いや、俺が聴きたい、ってか歌を選ぶんだな。」

「、、え。。????」

「俺はなにかやらないのかと聞いただけで歌をと言ったわけじゃないぞ?」

「。。な、、なんのことだか、というかそっちがここで歌っていたのであって、私はたまたま来ただけだから歌を聴かせる義理はない!」

「そうくるか、、(キンコンカンコン)おっと鐘がなってしまった。まっ、この続きはまた今度。」

「また今度ってまた会う気なの。。?」

「そりゃあ、まだ葉桜の歌も聴いてないしな」

「それは不可抗力。。」



そんな会話をしてその日は、別れた。。。この出会いがあんなことになるのだなんてこの時の私は知る由もなかった。。

ユーカリ(有加利)香り高い銀葉(ぎんよう)

花言葉は「新生」「再生」「思い出」「慰め」

木全体がよい香りを持ち、特に花から採れる精油は、古くから抗菌・抗ウイルス作用があるとされてきた。蕾のうちは(がく)と花弁がくっついていて蓋状になっている。その蓋が落ちるとほとんど雄しべと雌しべだけの花を咲かせる変わった植物。花言葉の「新生」「再生」は木の生長がとても早い、「慰め」は薬やアロマセラピーに利用されることから名付けられた。

  分類:フトモモ科ユーカリ属

 原産地:オーストラリア

開花時期:6〜8月

  花色:白

  香り:木全体に芳香

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