ハハコグサ
はじめまして
作者の夢森椿姫ゆめもりつばきです。
作品を読んでいただきありがとうございます。
はじめて書き上げようと決心して少しずつ書き上げている作品になります。
表現や文章の書き方など意見がありましたら教えていただけると幸いです。
あの日も桜の花びらが散り空に舞っていた。
まるで雪が降っているのかと錯覚してしまうほどに。
風に乗って空に舞い上がる桃色の花は、まるで。
そう。。恋する乙女という表現が似合いそうな、そんな色だった。
なんで、こんなことになっちゃったんだろう。。。。
ー3年前ー
大学生になって迎えた春。
あの日は、満開の桜の花びらが舞っていた。。。
新しい学校、新しい生活、新しい友人、、すべてが新しかった。。。
―――――
「陸上クラブです!マネージャー募集中です!ダーツサークルです!スキークラブです!演劇クラブです!」
「サークルの勧誘がすごい。。
人の波に巻き込まれちゃいそう。。」
「まったく気をつけろよリン 上手く断れず第一印象悪くしちまうんだから」
定位置の肩で声をかけるシマリスのテル、生まれた時からずっと一緒でなぜかこうやって会話することができる。
「分かってるし。。
テルも相変わらずのパパぶりですね!!!」
「おま、、はぁ、いまだに心配かける行動するからだろうが。」
「さぁーて、教室はどこだったかな〜。。」
「まったく都合が悪くなるといつもこうだ。。。東館の402だろう。。」
「あ、、本当だ、やっぱりテルがいないとだ〜」
「まったく調子がいいな」
「ここ、、かな、、」
――――
教室にはすでに人が集まっておりグループができあがっていた。。
最初の一週間ほどはオリエンテーションが設けられており図書館の使い方、授業を選考する期間とされている。
ここで話せる相手を作っておかないとあとあとめんどくさくなるだろう。
「やっぱり、ある程度グループが出来上がってる。あ、ここの席にしよ。」
「リン、少しは人と関わる努力をしろ。。まったく」
「別に話しかけられたらいいし、仲良い子は見分けないと」
ドン「あ、ごめんなさい」
そのとき誰かにぶつかってしまった
そこには、高身で、顔が整っている世でいうイケメンな男の人がいた。
「あっ、いえ大丈夫です。こっちもボーとしてたし」
(おーい歌寿夜!何してんだよー早くしろよぉ〜)
「今行く! すみません」(ペコ)タッタッタ
「リン、へーきか?」
「うん 大丈夫。 さ、どこの席にしよう、、」
この時は気にしていなかった、ただ、、、
通りすがりの人ってだけだったのに、、、
出会わなければこんな思いしなくてすんだにに
それから何事もなく過ごし、一日が終わった。
―――――
「さて、テル帰ろっか」
「せっかくの大学生なんだから、クレープでも食べて帰ったらどうだ?」
テルは私がすごい甘党って知ってる、いつもこうやって気にしてくれる。
「ん、、、そうだね。すこしだけブラブラしてみよっか?」
「そうだな、せっかくだ お供するぞ」
「うん、友達は明日からでも問題ないし」
ざわざわ。。。
「すごい、さすが都会。。人がゴミのようだ」
「リン、そんなことを言うな。。まったく」
それからアクセサリーや洋服を見て回ったりゲームを探したり、クレープを食べたり、こんなに充実しててもいいのかというほど充実していた。。
「あぁ、、疲れた〜。。ただいま、、ぱぱ、まま、、(チーン)」
「リン、今日はどうするんだ??」
「うーん、ご飯はもう外で食べてきたし特に何もないし、お風呂に入って寝ようかな」
「あぁ、今日はもう休め」
「うん、おやすみなさい、テル」
ハハコグサ(母子草) 子をやさしく包む母の姿のよう
花言葉は「永遠の愛」「忘れない」「やさしい人」
花名は諸説ある。
あたたかい綿毛で新芽を母のように包み込む姿からつけられて、花言葉もそれに由来している。春の七草のオギョウとしてして親しまれていたが「母子」を食べてはいけないということからヨモギへ変更された。
分類:キク科ハハコグサ属
原産地:中国からインド
開花時期:4〜6月
花色:黄色
香り:無し