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バハムート宇宙を行く

 異世界転生――その言葉に胸を高鳴らせ、俺は思わず頷いてしまった。
 女神の誘いに、疑いもせず、夢の続きを願うように。

 けれど転生した先で、俺はバハムートだった。
 神話に語られる最強種。空の王。破壊と終焉の象徴。
 それほどの力を授かっても、女神の使命はただ一つだった。

「世界を監視していてね」

 ……何かがあるはずだと身構えた。
 だが、世界は――穏やかすぎるほどに平和だった。

 戦争も争いもなく、誰もが笑い、祈り、願いを育てる。
 俺が動けば、世界はさらに豊かになり、混乱の芽すら摘まれていく。

 気づけば、数千年。
 俺は問い続けていた。
 俺は、ここにいていいのか?
 俺に――意味はあるのか?

 そして、女神は告げた。

『ごめん、なくなっちゃった』

 ……そうか。
 なら、もういいだろう。

 監視者も守護者もやめてやる。
 こんな退屈な楽園には、もう用はない。
 これからは、俺のために生きよう。

 自由に。気ままに。
 未知を求めて、別の世界へと旅立つ。

 その一歩が――
 全宇宙の均衡を崩すことになろうとは、まだ誰も知らない。
エピソード 101 ~ 200 を表示中
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エピソード 101 ~ 200 を表示中
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