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息子とポケモン

作者: けいみろ

今、ディズニーランドに来ている。

アトラクションの待ち時間だ。とある事で息子が怒っている。息子(5歳)が喋っている時に声が大きかったのでシーっと注意したら何で喋ってるのに!と怒ったのだ。号泣している。いまだに息子の怒るポイントがわからない。全くわからない。妻には5年も一緒にいるのになんでわからんのと怒られる。いやわからん。うるさかったから注意しただけだ。長く泣いて怒っている。シーっとする前よりうるさい。

しばらくすると少し落ち着いてきた。ここで息子といつもの事をやった。

「仲直り〜」「しらんぷり〜」息子とお決まりの儀式だ。

喧嘩をした時や怒らせてしまった時に仲直り、気持ちを切り替えようという意味でゆびきりげんまんのように小指と小指を繋いで「仲直り〜」と俺は言う、決まって息子はまだ怒っているのか、ふざけているのかしらんぷり〜と言うのだ。少し落ち着いて、息子はポケモンをやりはじめた。

ポケモンのスカーレットを俺が買って全くやってなかった。それを最近息子がやっているのだ。プレイ時間は45時間、俺はほとんどやってないので息子が45時間だ。

ふとどこまでゲームが進んでいるのか気になった。全部クリアーしてやり込み要素でやっているのか。全種類のポケモンを捕まえたいとか言ってコレクター要素でやっているのか。5歳の子はちゃんとできているのか。俺は全く関与してない、常に息子1人でやっていた。見てみる。

まずバッジは4個だった。

やはり言葉の意味がわからなかったか。45時間何をしていたのだろうか。

次にパーティーを見てみる、先頭にストライク53レベル。ガブリアス58レベル。ハリテヤマ、ヘイラッシャ55と続く。なかなか強いのが揃っているではないか。ふとある事に気づく、ポケモンの世界で初めての仲間、最初から最後まで苦楽を共にするはずの御三家がいない。なぜだ。始めた当初、炎タイプのやつを選んでいたではないか。それだけは知っている。息子に聞いてみる、「間違えて捨てちゃったんだよねー」と。少し悲しげにいう。大きな衝撃を受ける前に、ボックスを開くボタンを押していた。ボックスにいた。なんとかいた。彼の言う捨てるはボックスに移動した。なのだ。オーキド博士に貰うかわからないが最初の仲間を捨てたら博士にどんな顔をしてあえばいいかわからない。

全然倒せないんだよねと息子が言う。スター団が全く倒せないと言うのだ。

なかなか強そうなポケモンが揃っているのに何でだと思う。パパ代わりにやってと言う。スイッチを息子から受け取り戦ってみる。

まずはしたっぱが出てくる。グレッグルというカエルみたいなやつだ。54レベル。

こちらはストライクを出した。息子に良いところを見せたい。パパにかかればロケット団かスター団か悪の組織かわからないが簡単に倒して見せる。大人気なく意気込んでいた。そして強そうな技。エアスラッシュを選択した。

そして

ストライクはしらんぷりした。


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