作者が言ってはいけないこと、読者が言ってはいけないこと
私は昨年の2022年10月末から「小説家になろう」様で小説を書き始めました。その影響か、SNSなどで創作論や批評・反論などに触れる機会が増え、そして思いました。小説界隈のコミュニケーションて攻撃的すぎない?
もともと趣味で絵を描いて公開などしていたのですが、お絵描き界隈ではそこまで攻撃的なやり取りは然う然う目にしません。
そこで、私が批評に対して「それはライン超えでしょう?」と思うことを纏めてみることにしました。これら以外なら何やっても良いというモノではなく、最低でもそれは駄目!というモノです。私自身が思っている個人的な意見ですので、これが正解かどうかは分かりません。
●批評を受けて、作者が言ってはいけないこと。
・反論
・じゃぁ、お前が書いてみろ
●批評において、読者が言ってはいけないこと。
・自分にも書ける
・どうせ~なんだろ
・作者および他読者の人格否定
・書くのやめろ
まず作者側として、酷評されたとしても基本的には反論すべきではないと思います。どんなに反論しようとも、読者側が感じた感想は変わらないのですから。
さらに反論すると低俗な喧嘩に繋がる可能性が高く、傍からは格好悪く見えるのも理由です。好きで読んで下さっていた他の読者様にも不快感を与えかねません。納得すれば参考にすれば良いし、的外れならスルーしておけば良いですよね。
相手に見えない形で怒るのは良いと思います。頑張って書いた創作物をボロクソに酷評されて怒りの感情が湧かないなら、それはそれで情熱が足りないような気もしますし……。ただし、怒りの感情に苛まれたとしても、相手に見える形で反論しない方が良いでしょう。
基本的に反論は駄目だと思いますが、その中でも「じゃぁ、お前が書いてみろ」は最も言ってはいけないと思います。読者にとって「書けるかどうか」は関係なく、「面白いかどうか」が全てなのですから。
次に読者側、小説を書いていないのなら「自分にも書ける」は批評の場では言わない方が良いかと。それを言われたらもう、「じゃぁ、お前が書いてみろ」って話じゃないですか。
既に小説を書いていて、批評対象よりも結果を出しているのであれば、作者側も押し黙るしかありませんが……。それでも、ただ嫌な奴です。読者側がもっと良い小説を書けるからと言って、それが作者側の作品を良くするトリガーにはなり得ませんよね。
そして「どうせ~なんだろ」という文章。それは推論を前提とした批評になっていませんか?
「どうせ~なんだろ」の「~」の部分が間違っていると、その批評全てが的外れになりかねません。「どうせ~なんだろ、だから××なんだよ」みたいな批評はやめた方が良いと思います。
それから、相手の人格否定。それはもう単純に悪口なんですよ。絶対に駄目です。作者の人格否定も駄目ですが、読者の人格否定はもっと駄目です。それをされたら作者側は「耐える」という選択肢を捨てて「対処」せざるを得ません。
最後に「書くのやめろ」。批評は作品を良くするための指摘であるハズなのに、作品作りを辞めさせてどうするのですか。それは批評ではないと思います。