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俺が向かうんじゃない。向かわせるんだ!


 ああまじかよ。

  仕事依頼入っているよ 。 しかもボディーガード。 なぜ、しかもボディーガードということかと言うとボディーガードは明確な敵がわかりきってない場合。そして被害妄想などの可能性もある。

まぁその辺は文面見て判断するのだが。

そして、もっもとめんどくさいのは守りきれ。という期限のものだ。

これは一見その間守るだけという普通のボディーガードには楽な仕事だが俺は違う。

なるべくはやく終わらして青春を謳歌したいのだ!


そして今来た依頼がその守りきれ。

どうしよう。だるい。眠い。あと、テスト近い!

  

  そうだ!

  何故今までこの方法を思いつかなかったんだ!

  俺がいくんじゃなくて相手が俺のとこまで来てくれればいいんだ!


 幸い今回の相手はどっかの金持ちのお嬢様。 

 よし。


 『守って欲しければこの学校に転入させて下さい。』


っと。なんか脅迫しているように聞こえるがまぁいいだろう!

 

「おやすみなさーい。」

んで結局その日は寝てしまった。




  「ねえ、姫野凪の新曲聞いた?!」

  

 「聞いた聞いた!マジで浄化されるような歌声だわ〜!」


  「分かるわ〜。ストレスとか一気に抜けていく感じ〜!」

 

といった会話が聞こえた。 

  

ということはつまり!


次の日学校に来れている!マジであのやり方で正解だな。


あれから依頼主からの連絡はなかった。


「ふう。」

これで相手も諦めてくれるだろう。

 

すると

「朝からやり遂げた感すごいな〜日陰くん!」

というなんとも脳天気な声が聞こえてきた。


こいつは森脇龍太郎頭はよくはないが、クラスのいじられキャラとして人気者だったりする。

そして地味な俺に仲良くしてくれるちょっと変わっているが気のいいやつである。


ちなみに日陰というのは俺のことだ。

 俺の名前とは正反対だが、このクラスで目立たない俺はみんなにそう呼ばれている。


 そう考えると皮肉だよな。

 父さん、母さん。何でこんな名前にしたの?

 あなた達ボディーガードとスパイって言う目立っては行けない方の仕事でしょ!

 とまぁ俺の素朴な疑問は置いておこう。


「いやちょっとバイト先の先輩にシフト変わってくれって言われたんだけどさ、どうしても嫌だったから覚悟決めて思いっきり断ったんだ。」


「あはは。思いっきり断ったんだ。らしいな。

そういえば今日転入生来るらしいぞCome on美少女!」

 

 「お前こそらしいなー。」

    

 「んなつれねーこと言うなよー。男子高校生なんてこんなもんだぞ。お前が少し変なだけで俺は対しておかしくはない。」


 「そうですか。そうですか。」


  っていうか転入生か、まさかな、まさかないよな。

 

 言った次の日には転入してくるとか流石にないだろう。

 

 「おい、みんな〜ホームルームの時間だー、席につけー。」


 「みんなも知っているように今日は転入生がいる。」


「姫野凪さんだ。知っている人もいるだろうが仲良くするように。」

凪はなぎと読みます。

(知っている方が多いいと思うけど一応。)

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